御殿山キャンパス(仮称)を建設 英語国際学部を移転し、2018年4月開学をめざします

「御殿山キャンパス(仮称)」の新設について 
 
 
2015年3月4日 関西外国語大学 
 
 
 
学校法人関西外国語大学(大阪府枚方市)は2015年に創立70周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として、中宮キャンパスに近い国有地を購入し、3年後の2018年開学をめざし、新たに御殿山キャンパス(仮称)を建設します。 

新キャンパスには、学研都市キャンパスにある英語国際学部(収容定員3,000人)を移転させるほか、約700人が入居できる外国人留学生と日本人学生が混住する多文化共生型の国際交流セミナーハウスを設け、本学の特徴である国際交流の一大拠点とします。今回のキャンパスの集約を機に、メインキャンパスである中宮キャンパスとそれに近接する御殿山キャンパスを、一体感のある一大国際交流拠点としてさらなる充実・発展をめざします。 

【英語国際学部】 2014年4月開設。英語と中国語をベースに実践的な語学力と国際力(異文化理解力、国際理解力、グローバル・キャリア基礎力)を有した人材の育成を目的とし、1年次での語学習得集中プログラムをベースに、2年次全員留学へ繋げるカリキュラムを構築しています。新キャンパスには、同学部の教室のほか、講堂、図書館、研究室、厚生施設などの教育・学習・研究施設を建設します。 

【国際交流セミナーハウス】 グローバル人材育成の一翼を担う、多文化共生型の施設です。上記カリキュラムと、外国人留学生と日本人学生が食住を共にする共同生活を通して日本に居ながら海外生活を体験することにより、異文化理解をはじめ、問題解決力、自己管理力、チームワークなど社会人基礎力を養う拠点となります。

 
 
 
◆御殿山キャンパス(仮称)の概要
 
所在地、面積 :  ① (枚方合同宿舎跡地)    大阪府枚方市御殿山南町  50,285.83 ㎡
      ② (中宮寮跡地) 大阪府枚方市中宮北町     6,720.99 ㎡
(建物) 延べ 約50,000㎡
移転予定 : 2018(平成30)年4月1日
 
 
本学のメインキャンパスである中宮キャンパスに近く、学研都市キャンパスに比べ、一体的な大学運営が円滑に行える立地にあります。また、京阪電鉄「枚方市駅」および「御殿山駅」からも近く、学生の通学の利便性、公開講座、国際交流等に参加される地域の方々の利便性は大きく改善されます。
さらに、留学生を含めた学生同士の交流が活発化し、コミュニケーション力、異文化理解力などの向上をはじめ教育効果の向上に寄与することが期待されます。

 
   
本学は開学以来、「国際社会で活躍できる人材の育成」と「時代と社会の要請に応えていく実学」を教育の理念として掲げ、一貫して「外国語教育」と「国際交流」を通した国際人を育成してきました。現在、海外とのネットワークは51カ国・地域374大学。毎年約700人の留学生を受け入れ、約2,300人の本学学生を海外に留学させるなど、国際交流の実績をあげるとともに、国際社会の第一線で活躍する人材を多く輩出してきました。

しかし、大学を取り巻く環境は一段と厳しさを増し、18歳人口は1992年の205万人をピークに毎年減少し続け、2014年には118万人、10年後の2024年には106万人となり、大学志願者の漸減は確実視されています。このような少子化に加え、グローバル人材の育成、学生にとって魅力ある教育内容の充実などが喫緊の課題となっています。

このような状況に鑑み、本学は留学を通した国際人にふさわしい人間力の形成に努めるとともに、大学の教育資源を社会に還元して地域貢献を推進します。さらに、「キャンパスは“ちきゅう”」をスローガンに国際交流の新たな枠組みづくりに力を入れ、学びのフィールドの一層の進化に取り組みます。これらの実現をめざし、国際通用性を保証する言語教育の実践拠点として、新キャンパスの建設に臨みます。
一覧を見る