関東地区同窓会を開催 結に住む学生が多文化共生の魅力語るスペシャルイベントも


関西外国語大学 第8回関東地区同窓会が9日、目黒区のホテル雅叙園東京で開かれました。同窓生の交流だけではなく、2018年4月に開学した御殿山キャンパス・グローバルタウンを紹介するイベントも行われました。
 

▲あいさつをする谷本榮子・同窓会名誉会長(左)と藤木英幸・同窓会会長(右)

総会ではまず谷本榮子・同窓会名誉会長が、今年度同窓会が新設した課外活動等支援奨励金を、トランポリン世界選手権日本代表の学生チアリーディングとダンスの世界大会メンバーの学生、計2人に適用したこと、女子駅伝部が12月30日に富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)に出場することに触れ、現役学生の活躍を紹介しました。

藤木英幸・同窓会会長のあいさつに続き、井端義人・関東支部長が関東支部の事業報告を行いました。
 
▲井端支部長が役員とワーキングスタッフを紹介
 

開学記念イベントには、現役の学生と留学生が参加。GLOBAL COMMONS 結-YUI-で共同生活を送る魅力、そして今後の抱負を、自身の体験談を交えながら語りました。
 
▲関西外大生と世界中から来た留学生が暮らす結。宮之原杏奈さん(左)とDUBOISさん(右)は結で学んだことを語りました

宮之原杏奈さん(英語キャリア学部英語キャリア学科4年)は、入居学生をサポートする結のレジデントアシスタントを務めています。様々な価値観や文化的背景を持つ学生と共同生活を送ることが「How difficult it is. How amazing it is.(いかに難しく、いかに素晴らしいことか)」を学ぶことができた。内定先の工作機械メーカーでは、語学力とコミュニケーション力を生かしたいと、英語で力強く語りました。

フランスからの留学生・DUBOIS, Myrtille Armelleさんは日本語でスピーチ。「結は、尊敬・コミュニケーション・優しさが根本的な価値である場所」とし、勉強するだけではなく、文化の違う多くの友人ができた。将来はこの経験を生かし、ミュージックセラピーの仕事につきたいと笑顔を見せました。後輩たちが結での共同生活を通して互いの理解と絆を深める姿に、卒業生は大いに感心し、盛大な拍手を送りました。
 
▲白坂優樹さん(写真上・左)と福井志都子さん(写真上・左から2人目)が司会・インタビュアーを英語で務めました。
結での共同生活について
英語で質問する同窓生(写真下)
 

懇親会は宮之原さんとDUBOISさんの乾杯で始まりました。
同窓生は年代別に用意されたテーブルにが集まり、初対面同士も交流を楽しみました。
 
▲全員で楽しむゲームイベント(写真上、写真右下)
イベントを盛り上げる関東支部幹事の松岡麻衣子さん(写真下・左)と貞光裕二さん(写真下・右)

全員参加のゲームイベントでは、御殿山キャンパス・グローバルタウンや母校に関するクイズが出され、関西外大の現在の取り組みなどをクイズを通して知る機会になりました。

 


▲絵の入った額を谷本・名誉会長(写真上・左)に手渡す井端保子・関東支部幹事(写真上・右)
シャドーボックスという技法で立体的に見える新キャンパス(写真左下)、じっくり眺める同窓生(写真右下)

 
会の最後には、同窓会関東支部から谷本名誉会長に、御殿山キャンパス・グローバルタウンの全景写真を利用して立体的に仕上げた絵がサプライズで贈られました。この絵はパーツごとに重ねて張り合わせることによって、立体的に見せるシャドーボックスという技法で作られ、井端保子・関東支部幹事を中心に、役員らによる手作りで完成させました。

手渡しで受け取った谷本名誉会長は、絵をじっと見つめ「こんなにも、御殿山キャンパスを美しく作っていただいてありがとうございます」と、喜びをにじませた。
 

初参加の高橋礼子さんは、同窓会があることを前日に偶然知り申し込みました。海外で長く勤務し2年半ほど前に帰国。在学中はIESを受講し、留学も経験したので、海外生活で英語の苦労はなかったと言います。「同窓会に参加できて感無量。関西外大が私のスタート地点だったと改めて思いました。同窓生ともたくさん話しができて楽しかったです」と目を輝かせました。


▲関西外大の歴史を作ってきた同窓生。様々な世代が集まり、同窓会は笑顔であふれました
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