在学生の夢を後押し 同窓会中部支部が「New Year Party 2019」と空港見学を実施


同窓会中部支部が主催する「New Year Party 2019」が1月26日、コンフォートホテル中部国際空港(愛知県常滑市)のレストランで開かれ、同窓生、在学生、航空業界関係者の計約70人が親交を深めました。中部支部は後輩へのキャリア支援にも力を入れており、中部国際空港セントレアにある「フライトパーク」や空港の見学も実施。航空業界をめざす学生は現場を目の当たりにして、一層目を輝かせました。
 

▲フライトパークに展示されているボーイング実機は迫力満点(左上) 自由に見学できるコックピット(右上)
3Dグラフィックの映像の中で、航空会社の仕事を体験できる「エアラインスタジオ」(下)

New Year Party 2019に先立ち、約30人が「フライトパーク」で体験型のコンテンツを楽しみました。「フライトパーク」は2018年10月にオープン。ボーイング787の実機が展示されている他、9つの体験型コンテンツを擁します。参加者はCAの制服を身に付けて仕事を体験したり、コックピットを見学したりしました。
 

▲テーブルごとに普段聞き慣れない外国語で乾杯。楽しい仕掛けに、参加者の距離が一気に近づきます

午後から、New Year Party 2019が始まりました。はじめに新庄哲三・同窓会中部支部長は、同窓会本部、航空会社、空港会社、同窓生と、それぞれの立場にある人々が力を合わせてこの会が実現したと述べ、「在学生のみなさんへの支援は母校への貢献です。今日はぜひ楽しんで」とあいさつしました。藤木英幸・同窓会会長の音頭による乾杯に続き、8つあるテーブルごとに、スウェーデン語やアラビア語など、普段聞き慣れない外国語で乾杯しました。
 

▲幅広い世代で交流しました

はじめ緊張した様子だった学生でしたが、食事やゲームを交えた和やかな雰囲気の中、徐々に打ち解けていきました。社会人の先輩から、就職活動や学生生活の過ごし方、社会で働くことなど様々な話を聞き、学生は良い刺激を受けていました。
 
▲航空業界にちなんだクイズは真剣勝負(上、下左)ビンゴゲームも楽しみました(下右)

クイズ大会では「セントレアの航空機発着回数は?」「航空会社を識別するレターコードで、実際には存在しないものはどれ?」といった航空業界にまつわる出題がされ、チームは協力して答えを考えました。

閉会のあいさつで岸田茂・同窓会中部支部副支部長は、本学はCA輩出がナンバー1であることから、空港で同窓会を行う企画が立ち上がったと経緯を説明し、「空港見学は、セントレア全体でバックアップしています。学生、OG・OBが楽しめる機会を、これからも作っていきます」と話し、三本締めで締めくくりました。
 

New Year Party終了後は、JAL、ANA、セントレアの3社から協力を得た空港見学に約35人が参加。臨場感あふれる現場の仕事を体感しました。

▲北河由衣さん(写真下左)はチェックインカウンターの仕事を丁寧に紹介。オペレーションルームでは、卒業生の武藤崇暢さん(写真下右)が、その役割と業務を説明しました

2グループに分かれた参加者は、チェックインカウンターからオペレーションセンター、搭乗口からサクララウンジ、さらにセントレア・オペレーション・センター(COC)を見学。両グループは屋上で合流し、飛び立つ飛行機を見送りました。現職のスタッフから丁寧な説明を受け、学生は熱心にメモを取りながら、積極的に質問しました。

▲鈴木悠子さん(写真下)と家田知佳さん(写真上右)は搭乗口とサクララウンジを紹介

チェックインカウンターでは北河由衣さんが搭乗手続きについて説明すると、「カウンターは高さがありますが、車いすのお客様にはどのように対応するのでしょうか」など、学生は次々と質問を投げかけました。また、搭乗口で鈴木悠子さんが、定刻で出発するためには、スタッフの判断力と責任感、そしてチームの連携が重要と話すと、学生は大きくうなずきながら表情を引き締めました。
 
▲24時間365日体制のCOCは空港の全事象に対応する業務を担当との説明を聞き、空港運営についても学びました。

見学を終えた学生からは、「異なった仕事をしていても、飛行機の安全な運行のため、それぞれのスタッフが自分の役割を果たす強いチーム力を感じました」、「ただ憧れの世界としてではなく、強い責任感や、時には大変な業務にも取り組まなければならない航空業界を、より深く理解したいと強く感じました」といった感想が寄せられました。また、初参加の同窓生は「在学生が真剣に聞いている姿を見て、同じ夢を持っていた当時の自分を思い出しました。さらに多くの卒業生が航空業界で働く事を楽しみにしています」と期待を寄せました。
 
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