教員採用試験合格への道 卒業生がアドバイス

今春、本学を卒業したばかりの新任教員4人が4月6日、中宮キャンパスのICCで開かれた「ようこそ先輩」に招かれ、教員採用をめざす後輩の在校生に面接などにアドバイスしました。着任して1週間を経過した4人は、教務や部活などの苦労話なども聞かせてくれました。

 

▲アドバイスしてくれた先輩の大藪さん、長滝さん、岸さん、川島さん(左から)にお礼を述べる平松さん(右端)

 

参加したのは、奈良県五條市立北宇智小学校・大藪亮太さん(英語キャリア学科小学校教員コース卒)、大阪府泉佐野市立新池中学校・長滝夏季さん(外国語学部英米語学科卒)、滋賀県立八幡高校・岸未紀さん(同)、大阪府立藤井寺高校・川島冬弥さん(英語国際学部卒)の4人。在校生のなかには昨年度まで、教職課程で先輩と机を並べていた学生もおり、和気あいあいのなか卒業生リレー講座は進められました。

 

▲車座になって討論する卒業生と在校生

 

大藪さんは「昨年の今頃はグループを組んで自主ゼミに取り組み、採用試験の勉強をしていた。月、火、木曜日は夜スペで午後8時20分まで講義を受けていた。自分の場合は、友人たちと励まし合わないと勉強できなかった。面接では、『子どもが成長するためにはどうすればようか』と聞かれたが、答える時は自分は何をしたいのかを明確に伝えることが重要だ」。長滝さんは「大学2年次は留学をめざして英語に力をいれた。3年次は1年間のリベラルアーツ留学。現地では、日本語ボランティアなどを行った。4月の対策として夜スペ・サイスペの集団討論練習に時間を注いだ。面接では、『自分にしかできない経験』を話すことが大切」。

 

岸さんは「教職履修者同士で競い合うのではなく、仲間としてのつながりを大事にして助け合ってほしい。面接では『一般公務員と教育公務員の違いは』などを聞かれた。教職教養は面接でも、業務のなかでも問われるので、必ず勉強してほしい。『あなたが教員として伝えたいことは何』との問いには、生徒につながりをもってほしいと答えた」。学生時代の4年間、ラグビーに熱中した川島さんは「部活を終えたあとにサイスペに参加した。各都道府県の教採過去問を中心に勉強した。面接では、いじめについて『どうすればなくなると思うか』などを問われた。面接練習をし過ぎると形にはまってしまい、あれも、これも言いたい気持ちに陥ってしまう」などと説明しました。最後に、外国語学部英米語学科4年の平松武将さんが「きょうは、教職教養のための勉強になりました。面接についてもリアルな話が聞けてよかった」と感想を話しました。

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