短大部PBL 創作和菓子店「菓楽(かぐら)」とコラボ

短期大学部・有本昌剛教授のPBL・課題解決型授業は4月23日、枚方市中宮北町の創作和菓子店「菓楽(かぐら)」店主の横山侑紀さんを迎えて、和菓子作りの実演を含めた特別講義が行われました。

 

▲お店のユニホーム姿で講義する「菓楽」の横山店主

 

「菓楽」は2014年3月オープン。横山さんは全国和菓子協会の「優秀和菓子職」に認定されています。横山さんの実家が和菓子店を営んでいたことや京都、大阪での修業時代の思い出話のあと、講義では学生に「みなさんが思いつく和菓子の名前をあげてみてください」「和菓子と洋菓子の違いは材料の配合で分かれます。カステラは和菓子でスポンジケーキは洋菓子」と違いを解説しました。和菓子業界の現状は、高齢化と後継者難で事業者は大きく減少。事業者の95%は小規模経営といいます。
 

 

▲学生を前に和菓子作りを実演。出来上がった和菓子に見入る学生たち

 

和菓子作りの実演で、植物や動物など数種類の季節の上生菓子を作製。学生に掲げて「どの季節の菓子でしょうか」と尋ねていました。グラデーションが鮮やかな生菓子が出来上がるたびに、学生たちは感嘆の声をあげていました。
 

 

▲並べられた和菓子を携帯カメラにおさめる学生

 

最後に、横山さんから授業の課題は「和菓子業界の動向と課題を調べ、解決の方策を考えてほしい」として▷洋・和菓子の人気商品の傾向 ▷業界に必要なスキルとは――などが提示されました。学生たちは7月下旬のプレゼンテーションに向けて検討に入りました。

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