短大部PBL 創作和菓子店「菓楽(かぐら)」とのコラボ商品に向けプレゼンテーション

  短期大学部・有本昌剛教授のPBL・課題解決型授業で、創作和菓子店「菓楽(かぐら)」(枚方市中宮北町)での商品化に向けた新作和菓子案のプレゼンテーションを、学生らが行いました。


▲プレゼンテーションするチーム「Tapioka」

 4月には、同店店主の横山侑紀さんが和菓子作りを実演した特別授業を実施。5月の授業では、横山さんから提示された「和菓子業界の動向と課題を調べ、解決の方策を考えてほしい」という課題への解決法を4チームに分かれて発表しました。
今回の授業は、前回の課題を踏まえて各チームそれぞれが考案した新作和菓子とその包装用ラベルのデザインをプレゼンテーションするという内容です。横山さんと、有本教授、川崎孝生教授(短期大学部)が採点し、総合的な判断のもと採用された和菓子は、「菓楽」と学生とのコラボレーションによる新作和菓子として商品化を進めます。


▲講評する「菓楽」店主の横山侑紀さん

 チーム「ガっちゃん」は、串だんごとはちみつレモンを取りあわせて健康を意識、チーム「アムラー」は串に刺したどらやきと大福で手軽さをアピール、チーム「MAYKY」は枚方市に伝わる七夕伝説から発想を得た水まんじゅうを、チーム「Tapioka」は和菓子をカップスイーツにした新しいスイーツを考案。パッケージも工夫を凝らしており、各チームがそのテーマやねらいを発表しました。


▲有本教授の講義を受ける学生

 プレゼンテーションの評価については、発表内容(構成や根拠など)はじめ、声の大きさや問いかけなど発表の様子、資料の充実さ、質問に対する回答などそれぞれの項目で採点します。
 各チームがプレゼンを終えた後に、横山さんと有本、川崎両教授の採点を集計。一番得点が高かったのはチーム「Tapioka」が考案したカップスイーツ「玉手箱」という結果になりました。


▲川崎教授の講評に耳を傾ける学生

 横山さんは「見た目を意識したり食べやすさを重視したり、4案いずれもよくできていました。特に、みなさんのパッケージ案には感心しました。Tapiokaさんの案はカップスイーツというジャンルに和菓子を取り入れたところや、外大生をインフルエンサーとしてターゲットにしたところがよかった」と講評しました。
 これから、横山さんが改善点などを提案しながら学生とともに新商品の発売に向けて、進めていきます。

 
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