短大部PBL「正田醤油の海外に向けての販売拡大策」プレゼンテーション 

短期大学部・沼田晃一教授のPBL(Project-Based Learning = 課題解決型学修)で、「正田醤油(群馬県館林市)の海外に向けての販売拡大策」をテーマに、学生たちが3チームに分かれてプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションには、同社の平田満也専務ら3人と短期大学部・沼田教授、柊元弘文教授が出席しました。

4月に、同社の平田専務らが来学し、国内で醤油業界3位のシェアを誇る同社の概要、醤油の種類・製造工程などの基礎知識、海外での販売状況などの説明をしました。そして「和食が注目される海外で、醤油や加工品をさらに売り込むための販売拡大策を考えてほしい」というテーマが示され、学生たちはチームに分かれて調査・研究し、プレゼンテーションの準備を進めてきました。


初めに発表した森大海さんらのチームは、本学外国人留学生にアンケートを実施し、醤油のイメージが「塩辛い・見た目(色)が不健康」と分析したうえで、『減塩かつ薄口甘口醤油』と日本らしさをアピールしたボトルデザインを考案。また、インドの給食制度が世界最大であることに着目し、インドの子供たちが好む味付け開発をし、インドへのさらなる進出について発表しました。


続いて新野慶子さんらのチームは、醤油の美容効果を紹介し、若い女性向けに醤油を使ったバニラシェイクやタピオカドリンクなどの和風スイーツなどを提案しました。またSNSを積極的に利用したPRにも言及しました。 


最後に発表した荒川友加里さんらのチームは、オリンピック開催などで予想されるインバウンド需要の増加を見据え、空港での販売活動の促進案を発表。外国人観光客が帰国する時に、空港で余った小銭で楽しめる「醤油ガチャガチャ」の設置や、世界のレシピ本と醤油のセット販売などを提案しました。 


発表が全て終わったあと、同社の平田専務らは「各チームからの提案はいずれも、若者の視点からのフレッシュかつ斬新なアイデアで、大変刺激をうけました。ぜひ実現化していきたい。また、皆さんが真剣に取り組んでいただいたことが伝わり、感謝している」と講評しました。さらに柊元教授は、効果的なプレゼンテーション方法についてアドバイスをしました。 
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