第5回オープンキャンパス 猛暑の中、2800人参加

 第5回オープンキャンパスが8月4日、御殿山キャンパス・グローバルタウンと中宮キャンパスの2会場で開かれました。大阪府枚方市は最高気温が35度を超える猛暑日が、この日までで1週間連続となり、厳しい暑さのなか、高校生や保護者ら2800人が参加しました。


▲メッセージを送る植松希望さん

◇オープニング
 オープニングは午前11時から御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで行われ、大学を紹介するDVDが上映された後、外国語学部スペイン語学科4年の植松希望さん(香川県立高松高校出身)が在学生を代表してメッセージを送りました。

 冒頭にスペイン語であいさつした植松さんは、3年の秋にスペイン・サラマンカに留学。留学を通して語学力だけでなく、人間的にも大きく成長したと伝えました。さらに、「関西外大で経験したことすべてが私の人生の財産です。自分の〝やりたい〟という気持ちを大切に、挑戦を続けてほしい。関西外大には〝やりたい〟をかなえるチャンスがたくさんあります」と会場の高校生らに呼びかけました。

御殿山キャンパス・グローバルタウン

◇「キャリアを知ろう」
 御殿山キャンパス・グローバルタウンでは、「関西外大のキャリアを知ろう」と題して、外大の就職状況の説明とインターンシップに参加した学生による体験談の発表がありました。


▲インターンシップの体験を発表した福井ほのかさん(左)と山本乃彩さん

 体験談を発表したのは「ANA中部空港」で職場体験した福井ほのかさん(外国語学部4年)と「北海道庁(ニセコ留学)」に参加した山本乃彩さん(同2年)。航空会社のCAに内々定している福井さんは、インターンシップではグランドスタッフ(GS)を体験。GSの仕事内容は多岐にわたることが理解でき、チームワークの大切さが分かったなどを成果としてあげ、「夢は諦めなければ必ず叶う」とメッセージを送りました。

 ホテルでフロントや周辺案内を担当した山本さんは「ニセコの観光客の90%は外国人で、まるでそこが海外であるかのような風景でした。海外インターンシップに参加したような気分でした」と話していました。高校生から「自分もCAをめざしているが、どの学部に入るのが近道か」などの質問が出ました。

◇体験授業
 英語教育プログラム「Super IESプログラム」の体験授業では外国語学部のサンフォード・ホィットニー講師が、関西外大とアラバマ大学の協同開発プログラムについて説明しました。〝英語で〟学ぶ授業では、参加した高校生らがグループディスカッションを行い、英語で「同意」や「反対」の意見を述べることを学びました。また、丁寧な言い方やくだけた言い方など、どの状況でどのフレーズが使用されるかなど、実際に声に出して学んでいました。


▲体験授業を行ったサンフォード・ホィットニー講師(左)とニコシア・ニコラス講師

 英語国際学部のニコシア・ニコラス講師が英語でグループワークの授業を行いました。「Cathy is Dennis’s sister」など英語で書かれたリストを手がかりに、隣り合わせた3人1グループでディスカッションしながら家系図を完成させていきます。最後に、正解がモニターに映し出されると高校生らは歓声を上げました。参加した高校生も「すごく楽しかった」と満足していました。


▲「結」入居者の個室を見学する参加者

◇「結」ツアー
 「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」ツアーには、多くの高校生や保護者が参加しました。レジデント・アシスタント(RA)を務める学生が案内役を務め、そのひとり大野夏樹さん(外国語学部英米語学科2年)は、各エリアの安全性などを分かりやすく説明しました。高校生や保護者から「何年間、入居できますか」「シャワー室は24時間使えますか」などの質問が出ていました。「結」での座談会には、長崎県の英語科の高校生4人が訪れ、「結」の入居選考やRAになれる資格などについて質問していました。

中宮キャンパス

 中宮キャンパスでは、学部・学科の説明、入試概要の説明、入試対策講座、体験授業、在学生との交流、文化・クラブ体験、個別相談、キャンパスツアーなどが行われました。


▲英語国際学部の大谷泰斗講師

 体験授業は、アメリカ、オーストラリアの海外協定締結大学4大学と協働開発した英語教育プログラム「Super IES プログラム」、中国語、スペイン語などが6教室に分かれて開講されました。英語国際学部の大谷泰斗講師は「セブン-イレブン・ジャパンのビジネスシステム」と題して、セブン-イレブンの出店方法などビジネスメカニズムを通して社会科学の特徴について解説しました。



◇先輩と話そう
 「先輩と話そう」のコーナーでは、各学部・学科の在学生と高校生が交流しました。外国語学部英米語学科の会場では、学生がSuper IESプログラム、留学体験などを紹介したあと、質問に答えていました。短期大学部の会場では、短大生、3年次編入した学生らが短大の魅力を座談会形式で高校生に伝えていました。参加した高校1年生は、「先輩たちの話を聞けて良かった。キャンパス内にたくさん留学生がいて楽しそう」と話していました。


▲「先輩と話そう」で発表する外国語学部スペイン語学科の学生


▲「先輩と話そう」への参加を呼びかける短期大学部の学生ら

◇文化体験
 中国文化体験では、関西外国語大学孔子学院の教員による中国民族音楽の鑑賞と楽器の体験演奏を行いました。参加者は民族音楽の特徴について説明を聞いた後、中国やタイなどで使われるヒョウタン笛の演奏に挑みました。スペイン文化体験では、フラメンコ部アンダハレオの部員が参加者と交流した後、スペイン南部の夏の踊りなど華麗な演技を見せました。
 
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