令和元年度教員免許状更新講習8/7~21 本学の教授9人が講義

 令和元年(2019年)度の教員免許状更新講習が8月7日~21日の期間中、中宮キャンパス6号館(インターナショナル・コミュニケーション・センター=ICC)で開催。7日の必修領域の講習には19人の教員が参加しました。また、翌8日の選択必修領域には14人、19日~21日の選択領域には22人の教員が参加する予定です。


▲「学校・学級をマネジメントするために」をテーマにした有本昌剛教授による講習会

 必修領域の講習は「今、ミドルリーダーに求められること」をテーマに、主に小中高等学校教員を対象に行われました。「教職」「子供理解」「教育政策」「学校内外の連携教育」の観点から、組織におけるミドルリーダー、教職に求められる知識・技能の修得、今日的教育課題と方向性について理解を深めることを目的とします。必修領域講習は、本学の津田仁・外国語学部教授▽森田健宏・英語キャリア学部教授▽藤田弘之・外国語学部教授▽有本昌剛・短大学部教授が講義を行いました。

 7日行われた有本教授の講習は、「学校・学級をマネジメントするために」をテーマに行われました。有本教授は、1人の教員の負担が大きく、゙個業化゙が深刻化しているため、組織としての運営を考える必要があると話しました。「この講習では、ミドルリーダーとしての問題意識を共有化し、゙気づぎを持ち帰ってもらいたい」と話し、グループワークを行いました。

 各グループでそれぞれの学校の問題点を掲げ、理想の組織やそのためのアプローチを考え、ミドルリーダーとしてどのような役割が必要かをグループの意見として発表しました。さらに、学校組織を効果的に運営するために教職員の長時間労働の是正に取り組むにはミドルリーダーとしてどのような役割を果たすべきかについて話し合いました。「定時退勤の声かけ」や「業務量軽減のための合理化を実施する」といった対策案とともに、「ミドルリーダーは実現するための゙根回じを担う」などといった意見が発表されました。

 これらの提案を受け、有本教授は「いろんなアプローチの方法があると思います。゙個業化゙の概念を捨て、゙チーム化゙つまり『協働』できる組織へパラダイムシフトしていければ」と締めくくりました。

 8日の選択必修領域では、「今日的教育課題解決に向けた学校の組織力向上」をテーマに、英語キャリア学部浦嶋敏之教授、山下吉信教授が講義。19日から3日間の予定で行われる選択領域では、西村孝彦・英語国際学部教授▽中嶋洋一・英語国際学部教授▽新里眞男・外国語学部教授が講義を行います。

 
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