市立ひらかた病院のイメージアップに外大生のアイデアを

 市立ひらかた病院(枚方市禁野本町)のイメージアップのため、関西外大生からアイデアをいただきたい―。こうした依頼を受け9月26日、学生8人が同病院を訪問。病院内の施設や医療機器などを見て回ったあと学生は、医師、看護師、事務局職員らと課題解決策についてグループディスカッションを行いました。
 

 

▲小林看護師長の案内で院内を見て回る短大生ら

 

 短大生を中心とした8人は、有本昌剛教授とともに業務が終了した病院を訪問。医療相談・連携室の井上一哉科長と小林携志看護師長の案内で院内を見学。「廊下は間接照明が施され、患者さんの目に優しい病院となっています」と小林さん。充実した器具が並ぶリハビリテーション室や最新鋭の医療機器を備えたCT室、MRI室などを順番に見て回りました。屋外の芝生広場では「ここを使って地域の方々と何かイベントができないかと思っています」と、学生にアイデアを求めていました。
 

 

▲最新の医療機器を備えたCT

 

 見学を終え会議室に向かうと赤塚正文副院長ら医師、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、理学療法士、事務職員など多くの部署から16人が待ち構えていました。病院の情報を活発に発信することを目的に「広報委員会」を立ち上げ、委員長を任された赤塚副院長が「病院を見学してイメージはどうでしたか。病院も課題を解決していかなければ生き残れません。社会から認められた病院にするために学生さんのさまざまな視点からの意見をいただきたい」と要望がありました。
 

 

▲学生と医師、看護師らが3グループに分かれ熱のこもったグループディスカッション

 

 同病院の岡市世紀参事から改めて▷外国版のホームページ、院内案内板の作成▷院内でハロウィンなどイベントの実施▷病院をモチーフにしたゆるキャラの誕生―などが考えられないかと提案。当面、患者さんから見て看護師の職階がひと目で分かるピンバッジなどを考えてほしいと課題が出されました。これらの課題について学生、病院側を交えた3つのグループを編成してグループディスカッション。今後、検討を重ねて課題解決策を考えていくことになりました。

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