事務局からのニュース

 

中国社会科学院大学院の学生一行が関西外大孔子学院を訪問・交流

2016/6/10

 

 

6月6日(月)午後、関西外国語大学と「学術研究教育交流に関わる包括協定」を締結している中国社会科学院大学院の学生一行が関西外国語大学孔子学院を訪問しました。

文化財の鑑定と修復を専攻する修士課程の学生18名と教員2名が4泊5日の日程で来日・滞在。京都や奈良での文化財保護現場の視察や博物館の見学に加えて、本学孔子学院を訪問し意見交換などを行いました。

初日は本学孔子学院が取り組む中国語・中国文化の普及促進に関わる活動について説明を聞いた後、キャンパスを見学し、日本の高等教育機関の教育研究環境について理解を深めました。翌日には、本学孔子学院から京都府教育庁指導部への文化財建造物保存修理工事現場見学の事前申請か許可され、本学の鵜島三壽教授の案内で、現在「平成の大改修」を行っている国宝清水寺の本堂とほか8棟の保存修理の工事現場を見学しました。学生たちは工事の実作業を興味深く見つめながら、現場監督者の説明に熱心に耳を傾けていました。また、中国古代の青銅器を数多くコレクションし保存展示するために設立された泉屋博古館(京都市左京鹿ケ谷)では、殷や周の時代のものとされる青銅器の数々を目にし、その保存状態の良好さや管理の厳密さに驚いた様子でした。

来日後半では、奈良と大阪の文化歴史史跡や博物館にも足を延ばし、日本の文化や文化財について大いに知見を広めることができたようです。

 
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