中国文化活動センターからのニュース

 

「日本人家庭訪問交流プログラム」2回目を実施しました

2016/7/14

 

 

7月10日、孔子学院のメンバーは、今年2回目の日本人家庭訪問交流プログラムとして、枚方市議会議長の大塚光央さんのお宅を訪問しました。孔子学院のボランティア教員、留学生ら7名が大塚光央さん一家から“親しい中国から友人”としての熱烈な歓迎を受け、素敵な週末を過ごしました。

 大塚さんの家では、まず、今年の日本の新茶を味わいました。とても暑い日にいただく一服の冷たい新茶はすっきりとした味わいで大変美味しく、暑さを取り去ってくれるものでした。中国の客人に日本の抹茶を体験してもらうために、大塚さんはわざわざ茶道に精通した友人を呼んでくださり、茶道の実演をしてくださいました。茶室では、さまざまな茶道具と素朴な風合いの茶碗、美しいお菓子、お茶のよい香りが漂い、日本の茶道の「静と寂」を感じることができました。

 昼食は、孔子学院側からは餃子、豚肉の料理、中国風のきゅうりの浅漬けやトマトを使った料理などを準備し、大塚さんは、手巻きずしや冷たい麺料理など日本料理を準備してくださいました。一行はこれらの美味しい料理に舌鼓を打ちながら存分に語り合いました。孔子学院が用意した餃子などの料理も、大塚さんたちに大変喜ばれました。

 昼食後、大塚さんはその日に特別開催されていた「枚方宿くらわんか五六市」に案内してくださいました。これは枚方市の歴史ある街道に設けられた手作り市で、毎月第2日曜日に開催されています。枚方宿くらわんかの街道には百年の歴史ある老舗もあり、歴史風俗の記録を保存する本町会館、200を超える露天が立ち並び、古き伝統と活力ある新しいものの融合が感じられ、大変興味深く楽しく散策できました。

 「五六市」の散策後、孔子学院が用意したジャスミン茶と桂花ウーロン茶を“日本の友人たち”に振舞いました。日本茶との違いは、中国茶は香りが強く甘みがある点です。孔子学院のボランティア教員らは、中国茶の茶道具やお茶をいただく際の作法、それぞれのお茶に合わせた淹れ方のなどを説明しました。「いい香りですね」「大変美味しいです」などと大変喜ばれました。

今回の日本人家庭の訪問も、大変有意義な活動でした。1回目の訪問では叶わなかった「中国の美味しい料理とお茶を紹介する」こともでき、友好的な交流とお互いの文化の理解をさらに深めることができました。大塚さん、ありがとうございました。

 
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