中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座-「中国茶と健康法~お茶の習俗を学び、お茶を味わう~」

2018/5/16

 

 

関西外国語大学孔子学院は、4月28日と5月12日の2週にわたり、「春のお茶」をテーマとした、中国茶芸の講座を実施しました。講座では「お茶と生活」、「お茶と養生」の2つをテーマに中国茶の文化や習俗を紹介し、また春に飲まれる中国茶を受講生の皆さんに振る舞い、“中国人とお茶の果てしなく続く物語の世界”へお連れしました。

まず、1回目の講座(4月28日実施)では、講師が今まで行った講座で紹介したことのあるお茶やその歴史、効果、種類などを振り返って簡単に紹介しました。受講生の皆さんにたくさんの写真や映像で多種多様な中国茶の文化や習俗を理解していただきました。具体的には、客家人の伝統的なお茶の飲み方である「擂茶(直訳すると「お茶をたたく」)」、広東人が好む「早茶(朝からお茶を飲み、点心を食べること)」、四川のゆったりとした「茶館文化」等です。講座の締めくくりには、「西湖龍井茶」を受講生の皆さんに振る舞い、緑茶の“ほのかな香り”とその“さわやかさ”を実際に味わっていただきました。

2回目の講座(5月12日)では、お茶の味わい方をより深く学び、中国語のレベルもより高い内容となりました。「茶」という漢字についてはその「茶」の歴史を学び、お茶を味わいながら中国語でお茶について語り合うなど、中国語学習のレベルアップにも挑戦。終始、とてもリラックスした雰囲気で、受講生同士の距離も縮まったように感じられました。

春のお茶を味わい、その文化について語り合い、また同時に中国語学習にもつながる今回の講座は中国茶講座の新境地を開いた講座となり、受講生の皆さんにとっても美しい思い出となったことでしょう。

 
ページの先頭へ戻る