中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座―「中国戯劇鑑賞――豫劇」を開催

2018/6/26

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、6月16日(土)と23日(土)の2回にわたり、関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(中宮キャンパス)で中国文化講座「中国戯劇鑑賞――豫劇」を開催しました。

中国戯劇といえば京劇を思い浮かべる人が多いと思いますが、中国には京劇以外にも多くの地方劇があります。豫劇は、河南地方を起源とした中国の主な地方劇のひとつであり、「第一批国家級非物質文化遺産」のリストにも入っています。豫劇にはたくさんの名曲や名場面があり、多くの人から愛されています。今回の講座は、「豫劇紹介」と「豫劇名場面の鑑賞と体験」の2つの部分に分けて行いました。

1回目の講座では中国の5大戯劇について簡単に紹介、特に参加者の皆さんもよく知っている京劇を中心に紹介しました。その後、河南地域地方劇の豫劇を、有名な場面の「穆桂英挂師」を披露し、京劇と豫劇それぞれの違いについて比較しながら鑑賞しました。

2回目の講座では、豫劇の主要な流派と代表的な人物、「人民芸術家」である常香玉氏の話に重点を置き、四大豫劇の有名な場面を鑑賞しました。穆桂英、花木蘭、包拯の様子が生き生きと感じられるように解説し、その後、本講座を担当した河南省出身の講師が簡単な河南方言を紹介しました。参加者の皆さんは普通話(中国の公用語)との発音の違いに驚き、忘れないようにノートにメモを取っていました。また、豫劇で有名な歌「花木蘭」「誰説女子不如男」も紹介し、みんなで一緒に歌いました。豫劇の歌い方は大変独特で、皆さんは講師について少しずつ歌い方を学び、最後に全員が上手に歌えた時は、教室に大きな拍手や歓声が上がりました。

講座参加者の皆さんは地方劇の面白さや方言の楽しさを知ることができ、今後も中国の様々な地域の文化を学んでいきたいと話していました。

 
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