中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座―「中国書画―篆刻―」を開催

2018/11/5

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは10月20日(土)と11月3日(土)の2週にわたり、中宮キャンパス・ICCで中国文化講座「中国書画―篆刻―」を開催しました。一回目の講座では主に中国における篆刻文化を行いました。篆刻は“筆の代わりに刀を、紙の代わりに石を”使用する芸術形式です。中国書道、中国画、彫刻を結合させた中国の芸術で、3700年を超える歴史を有しています。講座では篆刻が発展してきた過程や字体と印章の分類、石材の分類について紹介。中国の著名な篆刻家の作品を鑑賞しながら、書法、刀法、章法などの角度からこれらの精巧で美しい印章を学び、参加者の皆さんに中国篆刻芸術の独特な魅力を感じていただきました。

二回目の講座では篆刻の体験活動を行いました。印章を制作するときの基本的な方法とその手順の説明を受け、制作スタート。参加者の皆さんはとても興味津々に取り組み、篆刻の面白さに浸っているようでした。参加者の皆さんにとってはほとんどが初めての篆刻制作でしたが、一心不乱に制作にチャレンジする姿は初心者とは思えないほどでした。今回の体験活動では、彫り方のアドバイスなどのサポートを受けながら、図案の作成から彫る作業までのすべてを行ってもらいました。

講座も終盤になると何度も修正を重ねながら、皆さんのそれぞれの作品がようやく完成。完璧な作品でなくても、自らの手で彫った印をとても大切に手に取り、達成感を感じていただけたようです。今回の講座では、参加者の皆さんの自分だけの印章を手にされただけでなく、忘れがたい素晴らしい時間も胸に刻むことができました。

 
ページの先頭へ戻る