中国文化活動センターからのニュース

 

第9回西日本地区「中国語歌唱コンクール」を開催

2018/12/24

 

 

本学院恒例の西日本地区「中国語歌唱コンクール」(関西外国語大学孔子学院主催)を12月22日(土)、関西外国語大学御殿山キャンパス・グローバルタウンで開催しました。

今回からは、高校生以下の部門、大学生・大学院生の部門、一般の部門の3部門に分かれ実施。コンクールには46組の応募があり、その中から38組46名の皆さんが予選を通過し、22日の本選に進みました。

来賓として中華人民共和国駐大阪総領事館教育室の呉勁松室長に臨席いただき、5名の審査員には中華人民共和国駐大阪総領事館教育室の劉麗勤領事、旅日音楽家の宋茜先生(審査員長)、大阪産業大学孔子学院中国側院長の康林先生、声楽家・音楽家の劉宇さん、スペシャルゲスト審査員として早稲田大学国際部中国語コーディネーターで、NHK「テレビで中国語」にレギュラー出演されていた段文凝さんを迎え、午後0時30分にコンクールは開幕。開会の挨拶では関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長が、毎年大きな盛り上がりを見せる本コンクールに対する思いと共に、今回から新たに採用された三部制について紹介しました。引き続き、呉勁松駐大阪総領事館教育室室長からは、今年が日中平和友好条約締結40周年・中国改革開放40周年にあたることについて言及があり、「両国の人民が歌を通じて国境の分け隔てなく活発に交流することが重要」とのお言葉をいただきました。

出場者の年齢は幅広く、最年少は高校生、最年長は71歳の女性でした。歌唱力はもちろん、中国語の発音やパフォーマンス力も試される本コンクール。いずれの出場者も、この日のために一生懸命に練習し、美しい衣装や可愛らしい踊りなど、たくさんのパフォーマンスを交えながら観客の耳や目を楽しませてくれました。

高校生以下の第1部では、大阪府立福井高等学校、関西創価高等学校、立命館宇治高等学校、兵庫県立宝塚西高等学校、神戸市立葺合高等学校など、中国語を学び始めてまだ間もない高校生の皆さんも参加してくれました。慣れない中国語の歌詞をしっかりと覚え、コミカルな動きを交えた演出に会場からは笑いと拍手が送られていました。第1部で一等賞となった植村愛美さんは、確かな発音と歌唱力が評価されての受賞となりました。

大学生・大学院生による第2部では、関西外国語大学の他、大阪大学、奈良女子大学、京都外国語大学、同志社大学、立命館大学、神戸学院大学など関西一円の大学から多くの出場者が集まりました。第2部で一等賞となった坂口涼さんが歌ったのは萧煌奇の「新不了情」。会場中を魅了する素晴らしい歌声で昨年に続く一等賞となり、大学生最後となる大会を締めくくりました。一般の部は、過去に高校生や大学生の時にも出場した白方健さんが阿杜の「下雪」で一等賞を獲得。正確な発音と圧巻のパフォーマンスで優勝となりました。舞台上の出場者はそれぞれに気持ち・感情を込めて歌い、観客はその姿に惜しみない拍手を送っていました。

閉会の挨拶では、関西外国語大学孔子学院の賈卉中国側院長が受賞者へのお祝いと出場者の皆さんに次年度開催に向けての強い期待を述べました。今回のコンクールも、中国語や中国歌曲を愛し学習する者同士が交流し、切磋琢磨する場となりました。また、出場者と日中両国の観客とが一体となり歌曲を楽しむことができ、大成功!

審査の結果、第1部、第2部、第3部ともに1等賞が1組、2等賞が2組、3等賞が3組選ばれた他、審査員特別賞が第2部より2組、第3部より1組選ばれました。受賞者は以下のとおりです。

【第9回西日本地区「中国語歌唱コンクール」の結果】

第1部(高校生以下の部)

一等賞 植村愛美 大阪府立福井高等学校

二等賞 仲尾聡恵・梅森天音 関西創価高等学校

二等賞 堀灯里・高道智子・坂上楓南子・橋本紗季 立命館宇治高等学校

三等賞 白方晏 兵庫県立宝塚西高等学校

三等賞 山本応実・岩田美紗希 立命館宇治高等学校

三等賞 沖谷綾音 関西創価高等学校

第2部(大学生・大学院生の部)

一等賞 坂口涼 大阪大学

二等賞 丸岡優生・金子りさ 大阪大学

二等賞 勝谷莉奈 同志社大学

三等賞 森総司 関西外国語大学

三等賞 岸本奈於 立命館大学

三等賞 川津美緒 関西外国語大学

審査員特別賞 土屋ひな 京都外国語大学

審査員特別賞 舛田祥子 関西外国語大学

第3部(一般の部)

一等賞 白方健

二等賞 好井淳浩

二等賞 荒牧辰寛

三等賞 清水光康

三等賞 板津優子

三等賞 野田雄二朗

審査員特別賞 藤田美代子

 
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