中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座「中国茶文化体験」を実施

2019/4/15

 

 

関西外国語大学孔子学院は、4月13日(土)と20日(土)の2回にわたり、関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(中宮キャンパス)で中国文化講座「中国茶文化体験」を実施しました。

 1回目の講座では、講師が中国茶の歴史や種類にについて紹介しました。中国はお茶の故郷でもあり、中国国内の有名な茶の産地は南方に多く、非常に長い歴史を持っています。また、茶葉はその発酵の程度により「緑茶」、「白茶」、「黄茶」、「青茶」、「紅茶」、「黒茶」の6種に分けることができます。

 『水は茶の母であり、茶器は茶の父である』という表現が中国にはあります。茶器は我々が中国茶をたしなむ過程において、とても重要な役割を発揮します。講座では背の高いグラス、蓋碗、紫砂壷の三種類を紹介しました。続いて講師が、「赏干茶(茶葉の鑑賞)」、「温杯(茶器をあたためる)」、「置茶(茶葉を投入する)」、「洗茶(茶葉を洗う)」、「闻香(茶葉の香りをかぐ)」、「泡茶(茶をいれる)」という中国茶を入れる手順を茶器を実際に使用しながら説明しました。講師の流れるような動作に、教室内にはひとたび時代がかった趣の雰囲気が漂い、立ち上る茶葉の香りの中にとても静かな時間が流れていました。参加者の皆さんには西湖龍井茶や鉄観音茶、プーアル茶を実際に味わっていただきました。

 2回目の講座は美しい音楽の中でゆったりとスタートしました。まずは講師が前回の講座で学習した、お茶の歴史、種類、入れ方にについておさらいをしました。1週間ぶりの講座でしたが、参加者の皆さんのお茶の知識は健在で、おさらいの中で実施した“小テスト”も難なくクリアしておられました。今回の講座では、有名な白牡丹茶、ジャスミン茶、そして新しい工芸紅茶である、桂花九曲紅梅茶を味わっていただきました。講座の最後には「お茶と養生」についての紹介も行いました。参加者の皆さんは中国茶文化の奥深さに感心、満足された様子で、中国茶文化体験講座を締めくくることが出来ました。

 
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