関西外国語大学孔子学院

関西外国語大学孔子学院創立10周年記念式典が10月26日（土）に関西外国語大学御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールにて盛大に挙行されました。関西外国語大学の谷本榮子理事長（関西外大孔子学院理事長）、中華人民共和国駐大阪総領事館の李天然総領事、北京語言大学の張旺熹副学長、枚方市の長沢秀光副市長、北京語言大学孔子学院提携大学連盟（CIPA）の各大学の学長や各孔子学院の学院長、日本国内の孔子学院の代表など多くの来賓や各界の代表ら約300人が出席しました。

谷本榮子理事長は歓迎のあいさつで、記念式典にご参加いただいた各界の代表に心からの謝辞を述べ、本学孔子学院の過去10年間の成果を振り返り、将来において北京語言大学や世界各国の孔子学院とより緊密に提携協力を進めていきたいと展望を語りました。

李天然総領事は関西外国語大学孔子学院が作り上げた文化交流のプラットフォーム、青少年への中国語教育と人材の育成への貢献、日中の交流促進を高く評価し、10周年を起点にこれからも内容の充実及び特色ある発展を続けつつ、新しい分野を開拓し、新しい成功を収めてもらいたいと語りました。

式典では、孔子学院本部の馬箭飛副総幹事の祝電も披露されました。関西外国語大学孔子学院創立10周年を熱烈に祝う言葉が寄せられ、孔子学院本部がこれまで同様に関西外国語大学孔子学院をサポートし、本学孔子学院が日中両国の文化的・人的な交流や民間の友好の促進に貢献することを期待する旨が読み上げられました。

北京語言大学の張旺熹副学長は関西外国語大学孔子学院創立10周年を祝福し、同時に各孔子学院及び各大学が関係を緊密にして提携の強化を継続し、新時代において加速的に発展するための知恵と力を出し貢献することで、ハイレベルな孔子学院を打ち立てたいと語りました。

残念ながらご臨席がかなわなかった北京語言大学の倪海東書記、劉利学長及び張宝鈞副学長からも孔子学院創立10周年を心から祝う言葉が送られ、日中の青少年の相互理解と友好交流に対する関西外国語大学孔子学院の多大なる貢献について称賛を受けました。

関西外国語大学孔子学院創立10周年記念に関わる活動として、北京語言大学孔子学院提携大学連盟フォーラムが開催されました。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、パキスタン、ルーマニアなどから連盟に参加する13の孔子学院と各大学の学長や孔子学院の院長ら30名を超える代表がフォーラムに参加しました。各代表は大学間の交流に努め、孔子学院の設置・構築、発展に関わるテーマについて深く討議を交わしました。ルーマニアのシビウルチアン・ブラガ大学のLivia Ilie副学長からは参加者を代表して、今回の提携大学連盟フォーラムの開幕式においてご挨拶をいただきました。

第10回現代漢語語法シンポジウムも孔子学院創立10周年記念に関わる重要な活動の一つとして関西外国語大学で開催されました。中国や日本、アメリカ、フランス、シンガポール、台湾、香港など多くの国や地域から約180名を超える国内外の著名な研究者が一堂に会しました。現代漢語語法研究の最新成果について理解と交流を深め、国内外の研究の最新動向について発表が行われました。

関西外国語大学孔子学院は北京語言大学をパートナー大学とし、日本で初めてとなる外国語大学に設置される孔子学院として創立しました。2009年12月16日に孔子学院の銘板除幕式が挙行され、2010年4月1日に正式に運営が開始されました。以降10年にわたり、関西外国語大学孔子学院は「服务大学（大学に奉仕し），特色发展（特色のある発展を目指し）；面向社会（社会に開かれた），打造品牌（ブランドの構築）」を方針とし、特色のある孔子学院としてのブランド構築に努め、多方面に対して中国文化の普及促進を行ってきました。「孔子学院先進個人章」「先進孔子学院」「漢語考試優秀奨」など多くの栄誉にもあずかっています。