現代中国研究センターからのニュース

 

特別講座「生きた化石・水杉および孔子の木・櫂の文化創造力」を実施

2019/10/31

 

 

10月23日午後、関西外国語大学孔子学院は大阪市立大学の岡野浩教授を招き、教員や学生を対象に異文化と歴史をテーマにした特別講座「生きた化石・水杉(メタセコイア)および孔子の木・櫂の文化創造力」を開催しました。

講座の最初に、孔子学院院長の靳衛衛教授が岡野浩教授を熱烈に歓迎しました。岡野教授の研究領域は広く、まず、ご自身と「水杉(メタセコイア)」との縁から話し始め、次第に私たちを水杉の素晴らしい世界へと引き込んでいきました。水杉は世界でも大変珍しい古代植物の一つで、恐竜がいた時代から既に存在し、「生きた化石」と呼ばれています。水杉の特徴はまっすぐで高く、枝には細長い葉っぱが左右対称に隙間なく茂ります。春の青々とした葉っぱは秋には黄金色に変化し、独特の風情があります。空気を清浄にする働きがあることから、中国では街路樹として多くの場所で植えられています。

水杉はまた、中国のトゥチャ(土家)族との深いつながりがあります。水杉の原産地は中国ですが、科学者たちが発見するずっと前から、トゥチャ族は宝の樹として大切にしてきました。数百年来、人々はこの樹を神の樹として敬意を払い、今日に至ってもトゥチャ族の生活に密接に関わっています。

 
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