一人の中に、二つの実力。

English ✕ Digital

英語×デジタル。
世界はハイブリッド人材を
求めている。

近年、世界各国へ事業を展開し、海外市場のシェア拡大を狙う企業がますます増えています。そこで求められるのは、地域や事業領域の広がりだけでなく、多様な文化や価値観の中で持続的な関係を築くこと。メタバースやDX、Web3.0などオンライン上のコミュニケーションが加速していく中、デジタルスキルはより不可欠なものになるでしょう。英語・デジタルコミュニケーション学科でめざすのは、次代の国際社会に必要なグローバル人材として「英語」と「デジタル」2つの実力を持つ、ハイブリッドな人材です。

外国語学部
英語・デジタルコミュニケーション学科
2023.04開設

Interview

在学生インタビュー

2023年4月に開設された
英語・デジタルコミュニケーション学科。
急速に進展するデジタル社会での活躍をめざし、
1期生が語学とIT技術の活用法を学んでいます。

植木 優衣さん
山口県立下関南高校出身

この学科を選んだ理由は?
英語とITに興味を抱く
自分にぴったりの学科。
小学1年生のときから英会話教室に通っており英語が好きだったことと、デジタル技術に関心があったからです。最近、AIの技術が飛躍的に向上したことが話題ですが、どんどん進化して私たちの生活を変えていくデジタルに興味があります。高3生になり進路を選択するとき、関西外大に英語とデジタルを学べる学科が新設されると聞いて「まさに自分にぴったりの学科だ」と思い志望しました。
将来の夢・目標は?
最新のデジタル技術を
留学先の大学で学びたい。
「英語とテクノロジー」の両方に関わることができる仕事に就きたいと思っています。企業や組織に入ってすぐに即戦力となれるよう、TOEICやTOEFLなどの英語の資格検定試験で良い成績を修め、ITパスポートなどの資格も在学中に取りたいと考えています。カナダかオーストラリアへの留学を希望しており、留学先大学で最新のデジタル技術を英語で学ぶことができる語学力をこれから身に付けたいです。

眞下 聖路さん
京都共栄学園
(京都府)出身

この学科を選んだ理由は?
英語とデジタルの
スキルを身に付けたい。
オープンキャンパスに参加し、先輩や先生から「英語を学ぶのではなく、英語を使って専門分野を学ぶ」という大学のポリシーを聞いて感動したのが理由です。入学して間もないですが、実践的な授業のおかげで早くも自分の「英語脳」が成長しているのを感じています。デジタル分野でも「コンピューターと社会」という授業で学ぶAIの最新動向などが面白く、期待通りの勉強ができています。
将来の夢・目標は?
目標は英語が堪能な
世界で働くエンジニア。
高校生の頃からVRやメタバースなどのコンピューターを活用した表現に関心があり、英語が堪能なエンジニアになりたいと考えています。英語を完璧に使いこなせるプログラマーになれれば、世界のどこででも働くことができ、この学科ならその目標が叶えられると思いました。1年間の交換留学に参加し、アメリカかヨーロッパの大学で最新のデジタル技術について英語で学ぶことが目標です。

今、世界で求められているのは、
グローバルに活躍できる
デジタル人材。

将来めざせるキャリア例
グローバル企業メーカースタートアップ企業総合商社 ほか

デジタルに関する社会の動き

“デジタル時代の人材政策に関する検討会”

経済産業省で開催された「デジタル時代の人材政策に関する検討会」では、デジタル社会においては全ての国民が、役割に応じた相応のデジタル知識・能力を習得する必要があるとされており、さらに社会のDX化推進のためには、全てのビジネスパーソンがデジタルリテラシーを習得することが必要不可欠としている。
引用:新たなデジタルスキル標準の検討について、
経済産業省(2021)

“ビジネス環境の変化”

コロナ危機でビジネス環境は急変。これまでにない規模でリモートワークが浸透し、ほとんどの業界でデジタル化が当たり前となりました。これと並行するように、IT企業に限らず「業界特化型」から「金融」「ヘルスケア」まであらゆる領域で、SaaSへの移行が加速し、SaaSの世界市場は2022年に1,406億3,000万ドル(約14兆5000億円)に達すると見込まれています。
引用:The Software as a Service Explainer,
Insider Intelligence(2021)

卒業生からのメッセージ

本学で修得した語学力を生かして、
IT業界の第一線で活躍する卒業生。
実際の仕事の経験から思う
「英語と同時にデジタルを学ぶ価値」について
お聞きしました。

英語×デジタルの力を持つ人を
IT業界は求めている。

富士通株式会社

齋藤 美緒さん2016年卒

私は今、新卒で入社した富士通株式会社で、製造業のお客さま向けの生産管理システムを開発・販売しています。お客さまは国内外のメーカーで、システム導入からメンテナンスまで幅広い仕事を行っています。マレーシアやタイ、ベトナムなど海外オフィスとは英語でコミュニケーションをとっており、販売資料も日英の2言語で作っています。また最先端技術は日々、世界中で生まれていますので、英語での情報収集も大切です。国内外問わずお客さま向けに製品紹介、提案を行う上では論理的に説明することが必要なため、関西外大と留学先での授業で修得した英語でのプレゼンテーションスキルが、今の仕事にとても役立っていると感じます。私のいるIT業界は理系のエンジニアだけでなく、語学力とコミュニケーション力に長けた人材の需要が拡大しています。IT業界には最新の技術について詳しい人はたくさんいますが、同時に英語も堪能という人は、まだまだ数少ないのが実状です。日々急速に進歩するITの世界では、英語での情報収集が欠かせません。それだけでなく、海外の人と協力して仕事を進められるコミュニケーション力や、実践的な語学力は、どんな時代になっても必要とされます。英語・デジタルコミュニケーション学科で学んだ方が、これからのIT社会で大いに活躍できることは間違いありません。

English

実践的な
英語力を高める。

01徹底した少人数教育で
英語運用能力を磨く。

グローバル社会で求められる、実践的な「英語運用能力」を身に付けるため、少人数の習熟度別クラスできめ細かな英語教育を展開し、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)とともに、「思考力」「表現力」「リサーチ力」を高めます。

「思考力」「表現力」「リサーチ力」が
身に付く科目例

Communication in English

ライティングやリーディング、プレゼンテーションを通じて、さまざまなシチュエーションで活きる英語でのコミュニケーションスキルを身に付けます。

English Presentation and Discussion

スピーキング力やリスニング力を養うために、英語でプレゼンテーションをしたり、ロールプレイング学修を用いてディスカッションします。

Communication in English

歴史、心理学、哲学、宗教、ジェンダーや民族、環境問題など幅広い題材の文献を読解しながら、読解力と総合英語力の向上を図ります。

02多彩な留学プログラムで
国際的視野を広げる。

留学期間が4週間から3年間までの多彩な留学プログラムから、学びたい分野や留学時期を自由に選択。自分のキャリアプランにあわせた「留学」を設計できます。また定員のない独自の「給付型」留学奨学金で留学にかかる自己負担費用を軽減できます。

留学期間を自分で設計できる多彩なプログラム

  • 学位留学
  • 2カ国留学
  • 交換留学
  • ブリッジ留学
  • 語学留学など

※留学参加や留学奨学金受給には審査があります。

独自の「給付型」留学奨学金

フルスカラシップ

留学先大学での学期期間中、
以下を免除または支給。

授業料|住居費|食費|実施人数 約260人|2022年度派遣人数約1,250人のうち

スカラシップ

留学先大学での学期期間中、
以下を免除または支給。

授業料|実施人数 約650人|2022年度派遣人数約1,250人のうち

※留学期間中も本学の授業料
その他の納付金の納入が必要です。

Digital

基礎から学び
デジタルスキルを高める。

03最新のデジタルスキルと
リテラシーの基本が身に付く。

英語で学ぶデジタルスキルから、最新のデジタル技術、プログラミングなどの実践的スキルが同時に学べます。また、デジタルスキルを英語で学ぶことで、効果的に高度な英語力とデジタルコミュニケーション力の修得をめざします。

英語で学ぶデジタル科目例

English for Technology Career

テクノロジーに関する英語力を身に付けるため、関連記事を丁寧に読み、リサーチなどを通して、言葉の意味や使用方法などの語彙力を高め、専門知識を修得します。また、デジタル分野におけるプレゼンテーションやディスカッションなどを行い、ウェブデザイン、マルチメディア、ITセキュリティなどを取り扱う技術者と英語でコミュニケーションできる力を養います。

Essential Digital Skills

グローバル社会において、デジタルツールを効果的に活用するために必要な基本的スキルを身に付け、デジタル分野における英語力を高めます。また、インターネットやマルチメディアの関連技術についての英語文献、書籍、記事等を用いて、知識の定着を図るとともに、インターネット上でのプライバシー、アイデンティティ、セキュリティの保護について理解します。

Multimedia Technology

音声・画像のデジタル化を含む、マルチメディアコンピューティングとテクノロジーの基礎を学修。基本的な技術の学びを通じて、メディア形式、オンライン配信に関する著作権や倫理上の問題について学びます。また、関連記事を英語で読み、クラス内でディスカッションを行うことで、マルチメディアテクノロジーについて知識を深めつつ、実践的な英語力の修得をめざします。

その他のデジタル選択科目
(日本語での開講)

アートサイエンス/デジタルリテラシー/データリテラシーメディア・スタディーズ/プログラミング/コンピューターと社会

04幅広い国際教養を学び、
グローバル人材感覚を養う。

英語圏をはじめとする諸外国・諸地域の歴史や文化など幅広い分野を学修し、教養を深めます。留学により、さらに興味のある専門分野を探究することも可能です。

科目例

文化人類学/アメリカ文学史/経営学概論ホスピタリティ/現代国際政治史 など

学びの環境について

メタバース空間での
体験型施設「Hello, World.」がOPEN。

メタバース空間での体験学修を実現する施設「Hello, World.」を新設。LED大型ビジョン、ヘッドマウントディスプレイ、フルボディスキャナーなどを完備。世界中の人々とのメタバースミーティングやゲスト講習など、仮想空間での新しい実践的な学びが可能です。リアルとバーチャルの境界を超越する、次代のコミュニケーションのかたちがここから生まれます。

カリキュラムはこちら

Messages from Faculty Members

教授陣からのメッセージ

ようこそ!
英語・デジタル
コミュニケーション学科へ

英語・
デジタルコミュニケーション学科長

松田健教授

本学科は、国際社会で必要な「英語力とデジタル力」を総合したコミュニケーション力を養成します。自動翻訳機の性能が向上したとはいえ、SNSから国際ビジネスまで、英語によるコミュニケーションは自分でしたいもの。本学の伝統ある英語教育による徹底した少人数教育で英語の4技能を磨き上げます。変化し続ける通信技術・デバイス・ビジネス・関連法律・セキュリティなどで、使用される言語は英語が中心です。本学科では、プログラミングやデータ分析についても、初歩から学びます。みなさん、「デジタルに強い英語エキスパート」をめざして下さい。

米国マサチューセッツ大学アマースト校にてPh.D.取得。米国マウント・ホリヨーク大学を経て1995年より本学教員。専門は社会学。本学吹奏楽部の部長兼常任指揮者。日本社会学会、日本音楽学会、日本チェロ協会などに所属。

「英語とデジタル」2つの力を
武器に、データ社会を
牽引できる人を育成

英語・
デジタルコミュニケーション学科

堂本 絵理准教授

私たちの生活は、この10年程のデジタル化によって大きく変わりました。スマートフォン1つで買い物や交通機関の利用が可能になり、あらゆる企業がデータを事業に活用し始めています。データサイエンスの必要性が高まり、社会にITが浸透した今、本学科ではコミュニケーション力を重視し「高度な語学力とデジタルの活用ができる人材」を養成します。最新のIT技術の潮流を英語でいち早く修得する力を身に付けた本学科の卒業生は、多くの場でリーダーとして活躍できるでしょう。

The unity of the new curriculum
and energetic instruction
will help students to reach
their full potential.

英語・
デジタルコミュニケーション学科

BOLLMAN, Joshua講師

The English program is designed to help students improve all of their English skills, including reading, writing, listening, and speaking. Students will be given many opportunities to practice and experiment with English through group work, presentations, debate, and discussion. Also, the professors will create a fun but challenging learning environment. It’s this combination of factors, the wonderfully cohesive curriculum and the energetic and effective instruction, that will help students to reach their full potential.

Think Different -発想を変えよう-

メディア・スタディーズ 担当

魚住真司教授

アップルコンピュータ創始者のスティーブ・ジョブズは、Think Differentを信条としていました。ジョブズといえば、「最初にスマホを作った人」といった商品開発者的な印象が先行しますが、彼の真の偉大さはそれまで業務用だったコンピュータ機器を一個人でも扱えるように、つまりデジタルを人間中心の技術に発想転換させた点です。かつてメディア研究の大家は、表音文字であるアルファベットが支配層による知識と権力の独占に終止符を打ち、個人を解放したと述べました。急速にデジタル化が進む予測不能な社会で、人間中心のデジタル社会を構築するために何ができるのか、共に考えましょう。