Act Global

毎日、
オールイングリッシュ。
世界レベルで外国人
留学生と学ぶ、4年間。

あなたが外国語や国際社会に興味を持ったきっかけはなんでしょうか。違う国の人と話してみたい。海外の文化にふれてみたい。将来は海外で働きたい。慣れ親しんだ環境から外にでて挑戦したい。国際共生学部は、それぞれの「きっかけ」の先にあるさらなる可能性を、海外の学生たちとともに学び、協働しながら探求する学部です。オールイングリッシュの環境で、留学生とプロジェクトを立ち上げ、実践を通して正解のない問いに向かい合い続ける。そうすれば、国際社会における自身の役割も見えてくるでしょう。一人では成し得なかったことも、チームで、コミュニティで力を合わせれば、想像もしなかった新しい価値を生み出すことができるかもしれません。50年以上にわたる国際教育の実績と世界中に広がる学びの場を最大限活用し、これからの国際社会で求められる人材を養成するべく、2023年4月、関西外国語大学は「国際共生学部」を新設します。

国際共生学部
国際共生学科 2023.04 開設 College of Global Engagement.

国際共生学部 国際共生学科 定員100人(海外からの編入学生30人含む)
国際共生学部国際共生学科の設置計画は予定であり、内容に変更が生じる可能性があります。

世界中の仲間と
グローバル社会の
課題解決に取り組む。

グローバル化の進展や急速な情報化など、大きな変化を続ける現代社会。
複雑化した社会の中で、異なる文化背景を持つ人々との協働が、より一層重要になっています。
そこで必要になってくるのは、高度な英語運用能力はもちろん、多様な価値観を理解する姿勢や、
同じ目的に向かって協働し、実践できるコミュニケーション力。
これからの国際社会を見据え、正解が一つではない課題解決に、挑戦できる人材を育成します。

オールイングリッシュである理由。

オールイングリッシュで授業を行うのには、理由があります。それは、ほとんどの授業を留学生と学ぶからです。国際共生学部では、留学生たちとグループワークやプロジェクトを数多く取り入れた授業を行います。さまざまな背景をもつ人たちとチームで課題解決に取り組むためには、「英語で」積極的に意見を交わし、相手の立場にたって理解し、最善策を提案しながら、合意をとりつけるというプロセスが必然となります。英語をツールとして、実践的な学びと体験を重ねるプロセスこそが、国際社会での協働を可能にすることでしょう。

Experiential Learning 実践的な学びと体験。

国際共生学部では、4年間を通して学生の自発的な行動や学びを促す取り組みを積極的に展開します。国内外でのインターンシップやボランティア、地域貢献活動、ワークショップへの参加を始め、学生自らが企画しプロジェクトを立ち上げたり、セミナーを開催したりするなど、主体的な取り組みを奨励しています。本学では既に学生主体で運営する「Intercultural EngagementProgram」を展開しており、留学生との協働プロジェクトやイベントを数多く実施しています。このように、実践的な学びの機会は、授業を通して提供されるだけではなく、学生自らがリサーチを行い、計画を立て、実践するというプロセスも想定しています。これらの活動を、Eポートフォリオにまとめ、自らの活動を振り返りながら、将来のキャリアを見据えた集大成に向けて、計画的に取り組んでいきます。

「Global Engagement」をめざすということ。

国際共生学部がめざす「Global Engagement」。グローバル(Global)とは、単に世界を意味するのではなく、自分をとりまくすべての環境がグローバルであるという意味が込められています。エンゲージメント(Engagement)とは、グローバル社会の一員として、世界とつながり、能動的に行動し、課題解決に自ら関わっていくことを意味しています。その方法や手段は人それぞれですが、グローバル社会での自らの立ち位置を見つけ、自らが考える方向や役割で行動してほしいと願っています。

Focus Point

English for Global Citizens
グローバル市民に必要な高度な英語力

コミュニケーション力を修得。

多様な文化背景や価値観を持つ人たちと協働するための高度な英語力やコミュニケーション力、マインドを養成します。また、デジタル化が進むグローバル社会で必要なデジタルスキルの基礎や情報技術の活用法についても学び、グローバル市民としての実践力を磨きます。

  • Academic English
    海外留学生との共学や、専門分野を学ぶうえで必要なアカデミックかつ実践的な英語力を修得します。

  • Digital Literacy
    ソーシャルメディア技術、マルチメディア、デジタルセーフティ、セキュリティなど、どのようなキャリアにおいても必要となるデジタルリテラシーを身に付けます。

  • Global Skills
    Team-based learning、Project-based learningなどのアクティブラーニング手法を取り入れた授業で、チームワークやリーダーシップ、課題解決力などのスキルを磨きます。

Global Studies
海外留学生との共学。
3つの学問分野をともに学ぶ。

人文科学(Humanities)、社会科学(Social Sciences)、ビジネス・経済学(Business & Economics)の3つの分野から幅広く履修し、多角的な視点でグローバル社会の課題にアプローチします。留学生とともに学びプロジェクトに取り組みながらさまざまな価値観に触れ、グローバル市民としての姿勢やマインドを養います。

Experiential Learning
体験を通して学ぶ4年間。
“Experiential Learning“

本学部の特徴の1つが「Experiential Learning」、つまり実践的な学びです。国内外でのインターンシップ、海外協定校が提供するサービス・ラーニングなど、実社会での体験学修を通して実践力を磨きます。これらの活動内容や学びをEポートフォリオで振り返り、卒業後のキャリア設計につなげていきます。

主な活動例

国内外でのインターンシップ
サービス・ラーニング
地域密着型学修
ボランティア
学生プロジェクト

学部独自の留学制度
グローバル
チャレンジ留学で
課題解決に取り組む。

グローバルチャレンジ留学は、海外協定大学での授業や地域活動などを通してグローバル社会の課題解決に取り組む1年間の留学プログラムです。関西外大独自の「給付型」留学奨学金で留学にかかる自己負担金を大きく軽減できます。
※留学参加や留学奨学金受給には審査があります。

充実の留学費用サポート

フルスカラシップ 留学先大学での学期期間中 免除または支給 授業料・住居費・食費

フルスカラシップを受給して留学する場合

スカラシップ 留学先大学での学期期間中 免除または支給 授業料

※上記費用はFall2021/Spring2022 Academic Yearの費用です。私費で留学する場合は、上記費用が自己負担となります。
※留学期間中も本学の授業料その他納付金の納入が必要です。 ※留学奨学金について詳しくはこちらをご覧ください。

ほかにも選択可能な2カ年以上の留学

本学科では、1年間のグローバルチャレンジ留学を推奨していますが、希望者は2カ年以上の留学に申込みが可能です。

  • 大学・大学院学位留学
    (留学期間:3年間)

    本学の学士と、アメリカの大学の学士および修士の3つの学位が5年半で取得できる国内の大学では類をみないプログラム。

  • ダブル・ディグリー留学
    (留学期間:2年間)

    計4年半で、本学と留学先大学の2つの学士が取得できるプログラム。

  • 2カ国留学
    (留学期間:2年間)

    言語、文化、社会背景の異なる2つの国で1年間ずつ留学し社会問題の解決に取り組む。

※2カ年以上の留学に参加する場合、グローバルチャレンジ留学には参加できません。

Engage with the world
as a global thinker and leader

The B.A. in Global Engagement is for those students who want to make a positive difference in the world and engage with their peers in solving some of the globe’s most significant challenges. Intensive English courses, daily interactions with international students in and outside of the classroom, study abroad opportunities, experiential learning, and a capstone project will give students the knowledge, skills, and passion to become active global thinkers and leaders.

国際共生学部 国際共生学科長(就任予定)
BOHAKER, Linda教授

Professor Bohaker obtained her M.A. L.D. from Tufts University and her M.A. from Washington University. She is a multi-disciplinary professor with 25 years of experience teaching business management and Japanesehistory to both Japanese and international students. As a strong advocate of studying abroad, she lovespreparing Japanese students to study abroad, knowing how much that experience will change their lives.

Experiential Learning実践型の学びと体験を。

関西外大の50年以上にわたる国際教育の実績と世界中に広がる学びの場を最大限活用し、
海外の学生たちと多様な文化や価値観を共有しながらともに学び、行動し、
「知識」と「実践力」を兼ね備えた人材の育成をめざします。

English for
Global Citizens

集中型プログラムで英語力と
国際共生に不可欠な知識や
基礎となるスキルを身に付ける。

English for Global Citizens(EGC)プログラムは、
コンテントベースの学習法を用いたアカデミック英語修得プログラムです。
グローバル市民に必要とされる実践的な英語コミュニケーション力や知識を身に付けます。

科目例

Academic Writing自らの考えを明確に伝えるための表現や語彙スキルの修得から、研究論文作成の論述力まで、アカデミックな英語力を養います。

Language & Society言語と文化が、さまざまな社会構造に与える影響をテーマとした議論を通じ、知的理解を深めながら、実践的なスキルを修得します。

Global Communicationリサーチやディベート、プレゼンテーションなど実践的な手法を用いながら、高度なコミュニケーション力を身に付けます。

Integrated Language Skills身近なトピックを扱うエッセイから学術的な文献まで幅広い分野における英文資料を使い、さまざまな形式の文章を読み議論するスキルを養成。2年次からの専門科目履修に向けた準備を行います。

Diversity & Equality in Contemporary Literature多様性や平等性をテーマとした論文や小説などから、人権や民族、ジェンダー性的指向など多文化社会における課題についての議論を通してコミュニケーション力を養います。

Digital Literacyデジタルフォーメーションが加速するSociety5.0において必要となる知識や考え方を学び情報の活用能力を身に付けます。

Foundation for
Global Engagement

自己と向き合い国際共生における
自らの役割を発見する。

国際共生への入り口となる科目で、
歴史や宗教などに焦点を当てながら個の探求を通して
グローバル社会における自らの役割を発見します。

授業内容

Managing Yourselfこの科目では、卒業後のキャリアのみならず長期的な視点で人生をとらえ、「自分は一体何者なのか」「なぜ学ぶのか」「多文化社会において自分はどんな存在になりたいのか」など、人生をより有意義に過ごすための気づきを得ることを目的としています。

Turning Points in Japanese History日本社会に大きな変化をもたらした歴史的な出来事を取り上げ、その時代の経済、社会、政治、イデオロギーなど、さまざまな観点で分析し、変化をもたらした要因を探ります。さらに、社会に変化を起こす上で必要な要素について考えます。

Pilgrimage: Journeys in Search of Meaning人間の精神表現の一つである、聖地に赴く「巡礼」に焦点を当て、巡礼が伝統的な宗教の枠組みを超えてどのように日本社会・経済や文化に影響をもたらしてきたかについて学びます。

Global Studies

海外留学生と共学。
3つの学問分野から
グローバル社会の課題を探求する。

科目例

Humanities私たち「人間」の心や行動、生活で起こることについて様々な観点で探求する。

  • History of Asia
    アジア社会間の相互作用やアジア地域の歴史を「グローバリゼーション」が与えた影響を通して理解します。
  • Intercultural Communication
    交流における認識、行動、価値観、文化的パターンに焦点を当て学び、実践的なコミュニケーション能力を身に付けます。
  • Religion and Philosophy
    日本における代表的な宗教表現を理解し、宗教の解釈に対するさまざまなアプローチについて学修します。

Social Science社会と私たち個人の関係について探求する。

  • Survey in Sociology
    社会理論や実証研究の基礎を学び、「社会学的想像力」を身に付けることをめざします。
  • Global Diplomacy and Asia
    国家間の主な外交戦略を分析し、国際的な意思決定の側面や、国際関係に歴史が与える影響について分析します。
  • Sustainable Development
    国連本部が打ち出したSDGsの仕組みや取り組み事例など、持続可能な社会を実現するために必要な知識を身に付けます。

Business & Economics企業活動の原理や仕組み、経済的な観点から私たちのより良い暮らしを探求する。

  • Global Economics
    国際経済学の基礎知識を身につけ、国際貿易とお金の関係について学修します。
  • International Business
    国際ビジネスの基礎を理解し、事例研究を通して国際的なビジネスを行う上での戦略や経済的側面を探求します。
  • Global Leadership
    グローバル社会をけん引するリーダーになるために、理論分析やアクティビティを通して、効果的なリーダーシップの修得をめざします。

Capstone

4年間の学びの集大成を
グループで「カタチ」にする。

本学部の授業や留学などを通して身に付けてきた
知識や能力、多角的な視点をプロジェクトに反映させ、
4年間の学修成果の振り返りを行います。

留学生とのグループプロジェクト
プロジェクトは留学生を含むグループで行い、それぞれの意見やアイデアを持ちよりながら問題解決の糸口を探ります。留学生との共同作業を通して、チームワークやリーダーシップなどのスキルも磨きます。

社会問題の解決に取り組む
設定したテーマについて、3つの学問分野の視点からアプローチし、問題の分析や解決方法について考え発表します。

Life-long Learning

新たな挑戦の始まり。

国際共生学部での学びと実践を通して身に付けてほしいこと。それは、どのようなキャリアを選択しても、生涯にわたって「学び」続けるという姿勢。そして、生涯にわたってグローバル社会との関わりを持ちながら、自らが置かれた立場でできることを実践するということです。つまり、本学部の卒業は、ゴールではなく、世界というフィールドでの新たな「挑戦」の始まりを意味します。この学部での学びを通して出会った世界中の仲間との「つながり」。その「つながり」を通して、世界に働きかければ、より明るい未来を創り出すことができるのではないでしょうか。

国連が提唱するSDGs「持続可能な開発目標」では、17のゴール・169のターゲットを通して、「誰一人取り残さない(Leave no one behind)」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現をめざしています。これらの目標が達成できるかどうかは、社会を構成するメンバー一人ひとりが、社会の課題をどれだけ自分事として捉え、改善に向けて行動を起こすか否かということにかかっています。国際共生学部ではこうした取り組みを持続する人たちの輪が少しでも広がり、持続可能な社会実現の一助になることをめざしています。

想定する卒業後の進路
グローバル企業、国際協力機関、国家公務員、大学院進学 など

Special Features

GLOBAL COMMONS -YUI-

国際共生学部「グローバルチャレンジ入試」で入学した方は、希望者全員優先的にGLOBAL COMMONS 結 -YUI-へ入居できます。

詳しくはこちら

Project-based Approach

課題解決型学習法を取り入れた授業を展開し、自ら課題を発見し解決する力を磨きます。また、自分たちでプロジェクトのテーマを設定し取り組むことで、自ら考え行動する姿勢も身に付けます。

Content-based Learning

学修する言語そのものではなく、教材の内容(コンテント)を学ぶことを中心においた教授法で、語学力のほか、知識力や批判的思考力などの向上もめざします。

留学生との共学

多様な文化背景を持つ留学生との協働を通して、より高度な英語実践力のほか、異文化理解力や課題解決力、チームワークといったグローバル市民として必要なスキルを養います。

“グローバルチャレンジ留学”
海外に学びと活動の場を広げ、
課題解決に取り組む。

関西外大がこれまで構築してきた留学プログラムを活用して、グローバル社会の課題解決に取り組む留学です。原則1年間の留学で、留学前にテーマを設定し、海外協定大学での学修や課外活動などを活用して、実践的に課題解決に取り組みます。

留学の流れ※原則、1年間。

  • ・課題や目的の設定
    ・計画書の作成
  • ・協定校での学び
    ・授業外のプロ
    ジェクト活動など
  • ・活動の振り返り
    ・成果発表

関西外大の国際交流の実績

どちらも2019年度 派遣人数約1,330人のうち
新型コロナウィルス関連で派遣中止の669人は除く。

尽きることのない
国際協力への想い。

文化が異なる国の人々との協働は、
難しいと感じる瞬間もあると
思います。
しかし、それが現実の
社会なのです。

米村 明美国際共生学部 国際共生学科 教授(就任予定)プロフィール

米村 明美

コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで教育学の博士号を取得(2005年)。専門は国際教育開発の財政と企画。スクール・フォー・インターナショナル・トレーニングで国際異文化マネージメントで修士号を取得(1995年)。国際協力の分野では、ワシントンDC地域で、市民教育のNGOクロースアップ財団で国際交流基金日米センター(GCP)安倍フェローシップ日米教員交換プログラムと米国情報局プロフェッショナル・トレーニングプログラムでインターンシップをした後、米州開発銀行のコンサルタント、ニューヨークでは国際エイズワクチン構想(IAVI)の政策・開発分野のコンサルタント等を経て、2002年より2021年までユネスコ勤務。ユネスコ本部では高等教育部で移民と資格認証プログラムなどに携わる。途上国勤務はインド、エチオピア、セネガルを含め10年以上に及ぶ。2019年まで務めたダカール(セネガル)オフィスでは、SDGsを準備するためのサハラ以南アフリカ教育大臣会議などを担当し、テーマ別活動としては、地球市民教育、持続可能な開発のための教育等に関するプログラム開発・実施に従事した。

きっかけはラジオ英会話。

小さい頃はアメリカのドラマや、世界を旅するドキュメンタリーをテレビで見ることが好きで、いつか海外に行きたいと思っていました。英語を勉強し始めたのは小学生の頃です。担任の先生から「弟がラジオで英語を勉強して、オーストラリアに留学した」という話を聞き、海外に行きたいと思った私は、中学生になるや否や、毎朝1日も欠かさずNHKのラジオ講座で英語を勉強するように。関西外国語大学のことを知ったのも、そのテキストの広告でした。費用面で短期大学を選択し、うまく行けば4年制大学に編入学しようと考えていましたが、最終的には、数年働いた後、大学院まで進みました。大学卒業時には、就職活動はせず、英会話講師の仕事などをしていましたが、海外に行きたいという思いは変わらずあったため、後に外資系企業に就職してからも、留学資金を貯めるため、英会話講師も続けていました。

途上国開発に貢献したいという想い。

あるとき青年海外協力隊の募集を見て、途上国の開発に興味を持ちました。その後、青年海外協力隊の試験を受けたのですが落ちてしまい、ほかに方法がないか探していたところ、国際協力の分野で有名な大学院、スクール・フォー・インターナショナル・トレーニング(SIT)のことを知り、アメリカへの留学を決断しました。その大学院では、国際関係・国際開発分野で働いている卒業生にインターンシップ先をつないでもらうことができ、私は二つのインターンシップをワシントンDCですることになりました。その後、日本のシンクタンクに安全保障、価格リサーチなどさまざまな情報を提供するコンサルティング会社で働きながら、ワシントンDCで多彩な人たちとの交流を続けたところ、米州開発銀行でコンサルタントとして働く機会を得ました。米州開発銀行からオファーがあった時、同時にニューヨークに支店を持つ日本の銀行からもオファーがあり、どちらを選ぶべきかとても悩みました。米州開発銀行で1年間の契約で延長保証のないところでリスクをとるか、あるいは、住みたかった街で長期間働ける可能性のある道を選ぶのか。しかし、自分の原点を思い返してみたところ、金融の仕事をしたいだろうか、いや、私がやりたいことは「途上国の開発援助」。その道につながる方へ進もうと、米州開発銀行で働くことにしました。私が担当したのは、ラテンアメリカ・カリブ諸国への人材開発援助のサポートやプロジェクトのモニタリングなどでした。そこで気付いたことは、米州開発銀行はPh.D.などの専門性が必要であるということ。そのため、国際機関にたくさん卒業生を送り込んでいるコロンビア大学で、国際教育開発の博士号を取ろうと入学を決めました。コロンビア大学では、専門家を紹介してもらったり、世界銀行やユニセフの職員の講義や、ノーベル経済学賞受賞の経済学者、ジョセフ・スティグリッツの講演を開催してもらったり、アドバイザー教授のフルサポートを受けながら、ブラジルの貧困や教育に関する政策の研究をしました。

ユネスコに就職、大学院修了、
開発途上国勤務。

国際機関には、各国政府の費用負担を条件に若手人材を受け入れる制度がありますが、これには年齢制限が設けられているため、当時、30代後半だった私は応募資格がなく、組織に直接申し込むという選択肢しかありませんでした。そのため、コロンビア大学在学中、就職活動を続け、教育の国連専門機関であるユネスコの公募に適切なものが見つかったので応募しました。運良く、私の米州開発銀行での経験が、ユネスコが求める経歴と一致していたため、ニューヨークで面接を受けて、オファーをいただきました。しかし、タイミング的には、大学のコースワークを終えた時点で、論文は働きながら書き終えることにし、大学のあるニューヨークを去り、ユネスコ本部のあるパリに移りました。ユネスコはスタディーリーブという休暇制度も充実しているので、数回にわたりブラジルのフィールドリサーチに行ったり、ニューヨークに執筆活動やディフェンスなどのために短期滞在したりして、博士論文を書き終えたのはインド勤務中でした。ユネスコには19年7カ月在籍しました。最初はパリの本部に勤務していましたが、現地に滞在できるフィールドオフィスで働きたかったので、開発途上国で合計13年働きました。最初のフィールドオフィスは、インドのニューデリー事務所。そこでは教育プログラム長として、南アジアの6カ国を担当していました。次にアフリカに移り、エチオピアでは全アフリカ54カ国の教員養成研究所で移民問題に関わり、セネガルのダカール事務所では西アフリカ7カ国の担当のほか、SDGsの準備をするため、サハラ以南アフリカ教育大臣会議を担当するなど、幅広く活動していました。パリの本部では対外協力と高等教育の部門で加盟国193カ国と連携して、国際会議、研究などの分野で活動しました。

生涯学び続けられる人に。

どんな形やスタートでもいいんです。学びのモチベーションにつながる「一生かけてやりたい」と思えるようなこと、「もっと知りたい。変えたい」と思えるようなことを自ら発見し、一貫性をもって選択し続ければ、必ず結果となって返ってきます。国際共生学部の授業には、多国籍なメンバーとのグループワークも数多くあります。言語の違いはもちろんですが、国によって多様な文化・考え方があるため、やりにくいと感じる瞬間が必ずあります。しかし、それが現実の世界です。この現実の世界において、自らの役割に気づき、生涯の学びにつながる動機の発見につなげてほしい。学生のみなさんには、「自分の考え方が間違っていることに気づいたら、そこから考えを変えていける柔軟性を持っている人」「生涯学び続けられる人」そんな人をめざしてほしいです。

Messages from
Faculty Members

Design your own life!
 

Arif IqballProfessor

科目Foundation for Global Engagement Managing Yourself

I have over 25 years of rich and diverse leadership experiences as a global Chief Financial Officer, a Board member, an Executive Coach, and an award-winning Professor of Leadership that enable me to create a unique blend of real-world classes that encourage my students to shift out of their comfort zones and to grow and become student leaders. I help students become more self-aware and self-confident, have a strong life purpose and meaning, and be successful in both global and/or Japanese companies.

Let’s explore the curiosities and intricacies
of religion and society

John A. ShultzAssociate Professor

科目Foundation for Global Engagement Pilgrimage: Journeys in Search of Meaning

I am a specialist on Japanese society and religion and am also an expert on the culture of pilgrimage. I am profoundly interested in topics with regard to understanding human beings, including religion, the pursuit of wealth, and the culture of war. It is my humble wish to share enthusiastically the curiosities and intricacies of these topics with Kansai Gaidai students. My academic life is not compartmentalized; rather, my research pursuits and classroom activities are deeply intertwined. My non-academic passions include exercise, outdoor adventure sports, and coffee.

Academic English is the foundation of
global citizenship

Daniel BallAssociate Professor

科目Digital Literacy

I have been teaching Academic English Language for over 16 years, especially grammar, writing, advanced reading and vocabulary development. I also have a strong background in technology, and I am always looking for new and interesting ways of using technology in my instruction. The courses I teach are highly interactive, and the lessons are task and project-based. The learning materials are authentic, challenging, and created to meet the unique needs of each class. My research interests are primarily focused on reading motivation and computer assisted language learning.

I'm fascinated by the role language
plays in our lives

Heather M. AustinAssistant Professor

科目Language & Society

Language and Society, Global Communication, and Diversity and Equality in Contemporary Literature are just a few of the thought-provoking courses that I relish teaching. My classes are often influenced by my professional and scholarly interests, including discourse analysis, sociolinguistics, cognitive linguistics, and educational technology. As a linguist and language enthusiast, I’m fascinated by the role language plays in every aspect of our lives, and I enjoy instilling this fascination within my students through interactive group discussions, team-based activities, and project-based tasks. I’m excited to work with students who are motivated to investigate, understand, and respond to global topics and issues.

Learning to find and actualize our own voices in
public and intellectual discourses

Hyunjung LeeProfessor

科目Topics in Literature

My research covers contemporary theatre productions, literature, and cultural studies with a focus on urban Asia. I have a diverse teaching background having previously taught in the U.S., South Korea, and Singapore before joining Kansai Gaidai in 2017. The interdisciplinary approach and rationale of my courses are aimed to encourage the students not only to consider the aesthetic and literary aspects of dramas and other types of fiction but also to see how artworks and socio-historical contexts reflect each other. My classroom is open to students who are keen to develop their intellectual passion and curiosity, and to enrich their cultural understanding.

Analyzing the History of
Japan, Asia, and the World

Scott C. M. BaileyAssociate Professor

科目History of Asia

I enjoy teaching my courses in the history of modern and contemporary Japan, film and history, Asian history, and world history. I carry out research on the history of travel in Asia and the Pacific, especially during the nineteenth century. I have published books and articles on topics related to global history, travel, and film and history. My classes are highly interactive, with student group discussions a central element of every session. I always look forward to welcoming students in my classes who are ready to engage with ideas and pose thoughtful questions.