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卒業生の歩み

環境の力で人は変わる。夢がない僕にも夢ができた
近藤 優
英語キャリア学部 英語キャリア学科 2015年卒
楽天グループ株式会社 勤務

この記事のインタビュアー

宅間 佳奈 さん
Interviewer
英語キャリア学部 英語キャリア学科

2年生の時には「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」で入居者をサポートするレジデントアシスタント(RA)を務めるなど、積極的にさまざまなことにチャレンジしてきた宅間さん。高校生向けのイベントをチームで企画する活動を通して聞いてきた「将来に悩む高校生のリアルな声」をヒントにインタビューを行いました。

現在、近藤さんは楽天グループで働かれているということですが、昔はどんな学生だったんですか?

僕の地元は新潟です。まわりは田んぼばかりの田舎育ちで、夢もなく、大学への進学も悩んでいました。

 

そんな環境だったので、学校のALTの先生くらいしか外国人との接点はなかったのですが、当時、やっていたBMXというスポーツを通じて、海外の人たちと関わる機会がありました。そこから海外に興味が湧き、インターネットで海外の人たちとコミュニケーションを取るなかで、英語を使う仕事がしたいという気持ちが徐々に膨らんできたんです。

 

でも関西外大に入学後、帰国子女も多い環境に身を置いたとき、英語だけでは仕事にならない、英語は活躍の場を広げるためのツールでしかないと早々に気づかされました。それ以来、自分が英語で何をやりたいのかを問うようになったと思います。

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会社のメンバーとスパルタンレースという耐久レースに参加

そこでIT系の専門学校ではなく、留学できるところや海外と接点を持てるところを重視して進学先を選んだのはどうしてですか?

大人になってから気づいたことですが、インターネットや海外が好きという気持ちは、本質的には「見たことのない世界を知りたい知的好奇心」によるものだったと思います。

 

その点、インターネットはいろんな情報に触れられるし、海外の人ともコミュニケーションがとれる、つまり自分が「普段生きている日常の外に出る」手段になる。新潟しか知らない自分にとっては、パソコンひとつで地球の裏側に住んでいる人ともコミュニケーションをとれることにとてもワクワクしたんです。

なるほど。関西外大時代、オランダのビジネススクールに1年間留学されていたんですよね。現地ではどういうことをされていたのですか?

その留学先を選んだのは、日本でやることとはまったく違うことをやりたい、座学より実践を通して学びを得たいと思っていたからです。インターンシップで単位をもらえるのも魅力的でした。

 

現地では半年間、「日本酒プロジェクト」として、滋賀県にある酒蔵さんと留学前からタッグを組み、ヨーロッパ市場を開拓する方法について考えました。日本から送ってもらった一升瓶を持ってオランダ国内をめぐり、味見をしてもらうだけでなく、日本酒に対するイメージも聞く街頭調査のようなことをやっていたんです。

日本酒プロジェクトのメンバーと日本料理屋へ

僕たちにとっても意外だったのは、現地には「日本酒=アジアのお酒」としか見ていない人もいるということ。実際に現場に足を運んでみないとわからないことがあると体感的に知りました。現地調査で得た消費者の生の声を日本の酒蔵の方にお伝えしたところ、「そこまで調べてくれてありがとう」と感謝していただけたのもいい経験でした。

おもしろそうですね。留学で得た経験で、今、一番生きていることは何ですか?

プロジェクトチームメンバーのひとりに32歳のオランダ人がいたのですが、彼は大学の学位を4つくらい持っている“学位モンスター”で(笑)。大学の学費が安いのもあってか、コンピュータ・サイエンス、デザイン、建築など、さまざまな分野で学んでいたようです。

 

しばらくオランダで過ごしてみて気づいたのは、現地の人たちは大学1,2年生でも自分に合わないと思ったら、すぐに辞めて違う道に進むこと。「中退」には勇気がいるし、後ろめたく感じる日本とは違って、自分に合う道を見つけるための「前向きな選択」であることが新鮮でした。大学卒業後、1年くらい世界旅行をしてから就職する人もいたりと、自分の意思で自由に道を選べる世の中っていいなと思ったんです。

留学生や現地学生とのパーティー
留学先のオランダでの写真

留学から帰国した後、どんな軸を持って就活を進めていましたか?

「インターネット×裁量権×グローバル」という軸で就職先を探していました。「裁量権」を重視していたのは、いい意味でユニークな人が多い関西外大の環境に影響されたところが大きいと思います。さかのぼると、僕が幼い頃から、ワクワクしながら事業をやっている両親の背中を見ていたので、仕事は自分で創り出したいと思っていたんです。

 

関西外大の英語キャリア学科の人たちと刺激的で楽しい時間を過ごせたことも理由のひとつでしょうね。考え方や生き方に芯があって能力も高く、将来の夢や目標を語る人たちに囲まれていると、自分も何か成し遂げたいという気持ちが膨らんできたんです。

 

卒業して就職するのが既定路線で、まわりも自分も夢がなかった高校時代を思うと、やっぱり環境は大事だと思います。若い頃、特に自分を確立できていない時期は、いろんな人の意見が正解に思えるので、いい環境に身を置くことができてよかったですね。

なるほど、留学先にせよ、関西外大にせよ、環境の影響がすごく大きかったんですね。これからの夢や目標はありますか?

自分で事業をやっている両親の姿を小さいときから見ていて、仕事は人生を充実させるものだと感じていました。そんな両親に一番影響を受けてきたので、お金を稼ぐためというより、自分が世の中に影響を与えるような仕事をしたいです。いずれは地元に帰って事業をするなり、何らかの形で恩返ししたいと思っています。

近藤さんの好奇心や今まで学んできたことが、全部つながっているんですね。私もそうなりたいなと思いました。

進学校に入れなかったら、偏差値が届かないからチャンスはないと思わなくていいと思います。人はどこにいても、どんなときも、そこから始められるのではないでしょうか。僕自身、まったく勉強ができず、夢もない状態から努力で切り開いてきたことで、充実した人生を送れている今がある。

 

今は、なろうと思えば何にでもなれる世の中だと思います。だからこそ、「まずは自分の興味があることをやって、ダメだったら違う道に行けばいい」と考えているオランダの人たちに学ぶことはあります。自由は辛さや苦痛を伴うものですが、「選べることは幸せな苦しみ」だと捉えながら、自分で人生を作っていくことを楽しんだ方がいいのかなと思っています。

関西外大で留学生と一緒に学べる授業での集合写真(留学準備教育)

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