関西外国語大学では、CA(客室乗務員)をはじめ、これまでエアライン業界に数多くの人材を輩出してきました。
一時期ストップしていたCAの採用もコロナ禍以前の水準に戻り、今年度(2023年度)本学からも多くの内定者が誕生しています。
この記事では、そんなエアライン業界を志望し、憧れだったCAに就職内定した学生・田中佑芽さんの声をお届けします!
学生プロフィール 日本航空株式会社(JAL)内定者
- 田中 佑芽さん
- 外国語学部 スペイン語学科4年
- 福岡・柳川高等学校出身
- 日本航空株式会社 客室乗務員
エアライン(CA)業界・就職内定までの道のり
CAをめざそうと思ったきっかけは?
小学生の頃から漠然と飛行機の中で活躍される客室乗務員さんの姿に憧れを持っていました。
大学入学後に業界研究を行う中で、やはり「空の美しさ」に魅了されるとともに、CAは国籍が異なるさまざまな方と出会い、安全とサービスを担うだけではなく、「自己の成長が会社の発展やお客さまの笑顔につながり、時には背中を押し励ますような存在」である、やりがいと責任感の大きな仕事であると実感。改めてCAをめざそうと決意しました。
内定先の日本航空株式会社(JAL)は、「世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループになる」ことをめざしており、私は日頃から「愛ある日々を大切に」というモットーを掲げていたので、共通点を見つけることができてとても嬉しかったです。
同時に、人を大切にする企業であることも感じ、その点にも惹かれました。
また、私にとっての一番の魅力は、日本航空の皆さんが大切にしている「心」でした。
- 仲間に対する思いやりの心
- 目上の方への感謝の心
- お客様に対する目配り、気配り、心配り
何をするにもまずは心であり、これは自分自身の日常生活でも大切にすべきことだと学びました。
この学びから、これまで以上に、感謝の気持ちをきちんと相手に伝えるようになり、考え方が前向きに変化したように思います。
就職活動をはじめた時期は?
大学主催の「エアラインを目指す学生のための就活対策講座」が始まった3年次の9月頃で、同講座で就活でのマナーや知識の基礎的なことを身につけました。
1社でも多く自分の知らない企業に出会うため、学内外問わず就職セミナーに参加し、幅広く職種研究も行いました。
冬休みは適度に息抜きしつつも、友だちとキャリアセンターがある7号館に毎日通い、情報を交換していました。何事も友だちと楽しく向き合うことができたので続いたと実感しています。
教職課程を履修しており、4年次の5月には教育実習があったので、実家のある福岡に帰郷。就活が一時中断するのを見据えて、周りよりも就活の準備を早めにするように心がけていました。
教育実習後の夏休みは、ほとんど就活に費やしていましたが、面接で訪れた地域の観光が、いい息抜きになっていました。
エアラインをめざす上で、役立った関西外大の学び
役立ったことは、たくさんあるので、箇条書きにしてみます。
- キャリアセンターの個人面談
- キャリアセンター主催イベント(語学UP、SPIブラッシュアップ)
- キャリアセンター地下一階にある「エアステージ」などの航空関連の雑誌
- 図書館にあるエアライン関連図書
- 航空業界セミナー
- エアラインを目指す学生のための就活対策講座
- エアライン出身の先生方の授業
- 学内のモックアップを使用した授業
- 学内JALエアラインスクール
また、外大生と留学生が共同生活を送る教育施設「GLOBAL COMMONS 結-YUI-」のRA※を務めました。留学生との交流で培われた語学力や国際性、またRAの活動を通じて養われた社会人基礎力などは現場に出てからも活かせそうです。
※「結」では入居している学生をレジデントと呼び、留学生を含むレジデントの日々の生活をサポートするのがRA(レジデント・アシスタント)で、各ユニットに複数人のRAがいます。
「GLOBAL COMMONS 結-YUI-」の詳細については、こちらの記事をご参照ください。
関西外大のエアライン関連のイベントについて
学内JALエアラインスクール
JALで勤務されている現役のCAの方が講師として、自己分析や企業研究、特に航空業界について教えてくださり、「自分×航空業界は、どんな化学反応があるのか」について知り、考えるいい機会になりました。
なんといっても講師が現役の客室乗務員の方であるため、情報が確実で、「CAという職と、私たち学生の長所が現場でどのように活かされるのか」を教えていただける貴重な体験となりました。
航空業界をより身近な存在に感じるとともに、エアラインの就活に関する疑問点を解消することができました。おかげで、自信を持って本選考に臨むことができ、同スクールで出会った講師の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
エアラインを目指す学生のための就活対策講座
3年次の秋学期から始まったエアライン交流サロンへの参加が、私の本格的な就活のスタートになりました。
教職課程を履修していたため、1、2年次の頃からTOEICのスコアアップに取り組んでいた点はエントリーシートなどに活かせましたが、このころ就活の知識は全くありませんでした。
そのため、サロンでの自己分析や企業分析の講義は大変助かりました。同時に少人数制で同じ夢を持つ仲間と出会い、お互いを尊重し合える環境は貴重でした。
航空業界セミナー
日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)を含むそれぞれのグループ企業を本学にお招きし、航空業界の特徴や課題、将来に向けての取り組み、仕事のやりがいなどについてのお話を聞くことができる関西外大の恒例のイベントです。
※「航空業界セミナー」については以下の記事をご参照ください。
丸一日で、業界を知ることができる!といっても過言ではない濃密な時間で、登壇される社員の方は外大の先輩が多いので、温かい雰囲気でたくさん質問できました。
就活中にモチベーションを保つために取り組んだことは?
就活中にモチベーションを高めるために行ったことを以下に列記します。
- 航空会社の搭乗曲を聴く
- 空港で撮った写真を眺める
- エアラインで出会った仲間との写真をプリントし、手帳に挟む
- ポジティブな言葉を口にする、紙に書いて壁に貼る!
- エアラインのグッズを買う
- 志望する企業のYoutubeを見る
- 空港に行く! 飛行機を見る!
- 航空神社に行ってお参り(プライベートも航空で頭いっぱい…で、神頼み…笑)
- 特に自分のいいところを周りに聞きまくる!(ネガティブなところも聞きますが…笑)
とにかくエアライン関連の動画や音楽、グッズ、場所などに触れ、気持ちを高めていました!
エアラインをめざす上で、関西外大で学ぶメリットは感じましたか?
もちろん!!! メリットしかありません。
私は、エアライン業界に行きたい!と憧れだけを持って入学しましたが、具体的に何をしたらいいのかさっぱりわかりませんでした。ですが、関西外大にはそんな夢を抱く学生をサポートする体制が整っていると思います。
またエアライン関連のイベントが学内で開催され、エアラインの関連図書も自由に閲覧できるので、たくさんの本や雑誌を購入することなく全て大学で解決します。
さらに、夢を持ってがんばる仲間がたくさんいるので、涙を流しながらも励まし合い、いつか夢が叶う日までお互いを鼓舞し続ける環境があります。
自分が友だちのことで喜んだり、友だちが私を励ましてくれたり、共に支え合う。そんなDNAが流れているように感じます。
今後の目標について
これからもいろいろなことに貪欲に挑戦し、成長し続けたいです。
定年まで現役でフライトしたいので、健康な体づくりや勉強をしっかりして、家庭を築くなどプライベートも充実できるように両立をがんばりたいと思います。
なりたい人物像は、JALという企業に誇りや責任感を持ち、生き生きと仲間に囲まれながら何事にも挑戦して働く女性です。
具体的には、
先任客室乗務員となり、1機の責任者としてフライトすること。
また、内定先企業では「新たなフィールドでの挑戦」も行なっており、地方自治体と連携したプロジェクトに参加し、大好きな地元、お世話になったふるさと九州に何か恩返しができたらいいなと思ってます。
さらにエアラインスクールの講師として関西外大に来学し、夢を描く学生のサポートも将来的に手がけられたらと考えています。
私も関西外大のエアラインスクールの受講生ですが、今度は教える立場として同スクールに参加し、母校に貢献できればうれしいですね。
高校生の皆さんへのメッセージ
夢に向かってがんばっている高校生の皆さんへ。
10年前の私は自分が客室乗務員になれるとも思っていませんでしたし、地元福岡を離れて就職するなんて夢にも思っていませんでした。
小学校の頃から「CAのになりたい」と言い続け、無理でしょと笑われることもありましたが、【諦めなければ、夢は叶う】と私は信じています。
たくさん泣いて、転んで、走り続けてきた〈自分〉を褒めることよりも、それ以上に支えてくれている〈環境〉に、感謝することを私は大切にしています。
たとえ自分1人の力がちっぽけであっても、関わる人や環境で夢はグッと近づき、叶えることができます。きっとそれは、たくさんの人の支えや応援があるからだと思います。
皆さんには、たくさんのパワーをもらい感謝しながら、全力で夢を楽しみ追い続けて欲しいです!!-You can do it!!-
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