大学の周辺や最寄り駅の近くに、どのようなお店や施設があるのか、
在学生はもちろん、その大学への進学を考えている高校生の皆さんにとっても気になるポイントのひとつでしょう。
関西外大の周辺や、最寄り駅となる京阪電車・枚方市駅周辺にも魅力的なお店がたくさんあります。
この記事では、そんな枚方・関西外大近隣にあるお店を、外大生が外国人留学生に紹介する様子をレポート。詳しくご紹介します!
※記事内の情報はすべて取材時(2023年9月)のものになります。
参加学生プロフィール

今回、お店を紹介してくれるのはこちらの三人。
左から、
- 于 競尭さん(外国語学部 英米語学科4年)※通称トミーくん
- Jamie Yin(ジェイミー・イン)さん
- Duncan Romer(ダンカン・ローマ)さん
留学生のお二人は今夏(2023年)、オランダのステンデン応用科学大学(NHL Stenden University)から関西外大にやってきました。

大学ではデザインを専攻し、中でも3Dやゲームに関するデザインについて学んでいます。
日本は伝統と現代的なデザインが風景にうまく溶け合い、街のイメージが画一的でないのが魅力的で、面白いと感じています。

同じくデザインを専攻し、私は主に企業ロゴなどをはじめとするマーケティング・デザインについて研究しています。
日本のアニメやゲームに興味を持ち、留学を決めました。
ちなみにお二人は、留学生と外大生が共同生活を送る教育施設「GLOBAL COMMONS 結-YUI-」に入居しています。
「結」の詳細については、以下の記事をご参照しください。
そして、二人の留学生を案内してくれたのが、英米語学科4年の于 競尭さん(通称トミーくん)。

中国出身で、高校から日本の学校に通っています。外食産業大手の企業に就職内定し、残りのキャンパスライフをより充実したものにするため、今は大学広報などをサポートする活動にチカラを入れています。
枚方凍氷の店舗情報

枚方凍氷の基本情報はこちら。
お店は、枚方市駅から京街道沿いに徒歩8分ほど。
36席(最大で40席程度まで)あり、夏の繁忙期は14時~16時が特に混雑するようです。

駐車場は1台分しかなく、お車でお越しの際は近隣のコインパーキングをご利用ください。
なお、オフシーズンとなる10月半ばからは、かき氷の代わりに焼き芋を販売されています。
枚方凍氷のかき氷を実食

お店を訪れたのは、9月下旬の夕方。
真夏は過ぎ去っていましたが、まだまだ残暑が強い日で、かき氷を食べるにはちょうどいい気候でした。
7月、8月の繁忙期は行列が絶えない感じになるそうで、順番待ちや注文がスムーズにできるように、テラス席の横に仕切りが張られ(下の写真参照)、お店に入る手前に「お品書き」の看板が立てられています。


繁忙期だと店内に入るまでに一定の時間がかかるそうですが、この日は並ぶこともなく、スムーズに入店することができました。
入ってすぐの左手のカウンターがレジで、そこで注文し、かき氷を受け取った後、席に移動します。
マンゴー、レモン、イチゴ(練乳トッピング)のかき氷を注文

三人が注文したのは、
- ジェイミーさん ⇒ マンゴー
- ダンカンくん ⇒ レモン
- トミーくん ⇒ イチゴ
で、それぞれお好みの味をチョイス(各練乳トッピング有)。
ちなみに、お店の定番となる人気メニュー・ベスト3は、
- イチゴ
- 抹茶
- マンゴー
だそうです。

お二人が注文したのが、イエロー系だったので、彩も考えてイチゴを選びました。もちろん、人気だし、普通においしそうだったのもあります!
かき氷初体験の留学生お二人の感想は!?

というわけで、いよいよ実食です!
かき氷は初めてというお二人の感想は…。

マイルドな味で重くない。アイスクリームみたいだけど、それよりも健康的な感じがします。

冷たくて、美味しい! 味もほんもののマンゴーみたいです。

オランダには、かき氷のような食べ物はないの?

ないですね。英語でいうとshaved iceですが、かき氷のような食べ物はありません。


8月に来日し、日本は毎日暑いなと感じていました。今日もとても暑いので、冷たいかき氷は天気ともよく合います。

たしかに。僕は一番人気のイチゴにしたけど、練乳がいいアクセントになっていて、すごく美味しい!

レモン味も甘く、新鮮で、very goodでした!
今回かき氷に初めてチャレンジしましたが、海鮮が苦手でサシミが食べられないので、日本にいる間に克服したいです。

私は日本の「焼肉」をまだ食べていないので、焼き肉屋さんに行くのを楽しみにしています!
枚方凍氷のスタッフの方においしさの秘密について聞いてみた

夏には1日1,000杯以上出ることもあるという「枚方凍氷」。
その人気の秘密について探ろうと、店主の奥田正美さんにお話を聞いてみました。

枚方凍氷さんは、もともと飲食店に氷を卸す氷屋さんだったんですね。

そうですね。昭和27年に氷屋としてスタートし、40年ほど前に私の両親が、「せっかく氷もあるし」とパラソル一つので始めたのが今のかき氷屋さんです。

歴史がありますが、お店はきれいですね。

実は去年(2022)の冬に改装して、今年の4月にリニューアルオープンしたんですよ。席数も少し増やしました。


かき氷は初めて食べましたが、とても美味しかったです! 味へのこだわりはあったりしますか?

かき氷に使用している氷は、不純物を取り除きながら48時間じっくり凍らせた純氷(じゅんぴょう)を使っています。卸している氷と同じものですが、純氷だとくちどけがいいんですよ。

たしかに、氷がサラサラでなめらかでした。地元の人はもちろん、遠方からもお客さんが来られているようですが、関西外大の学生は来たりしていますか?

そうですね。毎月第2日曜日に「五六市」が開かれるんですけど、先月(2023年9月)は来日したばかりの留学生の方にたくさんお越しいただきました。

五六市の時ではありませんが、私も以前この前の道を通ったことがあり、今日来店するのを楽しみにしていました。

留学生の来店が多かったとのことですが、英語での対応は問題ない感じでしょうか?

英語はできないんですけど(笑)、オーダー時の問答集は用意していますので、大丈夫ですよ!

なるほど。留学生をはじめ、外大生がこれからもお世話になると思いますが、よろしくお願いします!
本日はご対応いただき、ありがとうございました。
さいごに

この記事では、枚方の夏には欠かせないかき氷の名店「枚方凍氷」を訪問し、留学生たちによる体験レポートをお届けしました。
オランダ出身のジェイミーさん、ダンカンさんは初のかき氷体験となったようでしたが、「おいしい!」とお二人も大満足のようでした。
取材終了後、枚方市駅に向かって歩いている道中にたこ焼き屋さんがあって、「食べてみる?」と聞いてみると、遠慮がちに「食べてもいいんですか」となって…。
その質問の背景には、ダンカンさんが「魚介類が苦手だけど、お寿司とかたこ焼きとか克服したい」というお話があったからで、じゃあ、ということで話を投げかけてみたのでした。
というわけで、かき氷に続いて、たこ焼きの実食です!


めちゃ熱いけど、おいしいです!

うん、美味しいですね。タコもなんとか問題なく食べられました!

好評のようでよかった(笑)
というわけで、第1回のレポートは枚方凍氷さんのかき氷と、たこ焼き(オマケ)でした。
次回以降にもご期待ください!