御殿山キャンパス・グローバルタウン内 にある生活空間「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」。
この「結」で生活を送る外国人留学生のお部屋を紹介するコンテンツで、第5回はアメリカ出身のメルセデス・バンカーさんにご登場いただきました！
関西外大では日本語の勉強と、ダンスのクラブ・サークル（2つ掛け持ち）の活動に力を入れています！
留学生プロフィール
留学生プロフィール
- Mercedes Banker（メルセデス・バンカー）さん
- 出身国：アメリカ合衆国出身
- 所属大学：College of Charleston（チャールストン大学 )
- 学年：4年生
チャールストン大学ではコンピューターサイエンスを専攻し、日本語を集中的に学ぶプログラムも受講していた。
チャールストン大学には日本語学習のすばらしいプログラムがあって、同大学を選んだ理由もそのプログラムの存在が大きかったです。
お部屋紹介 in「 結 -YUI- 」
メルセデスさんが日本に興味をもったのは10歳のとき。
ジブリ映画『ハウルの動く城』を観たのがきっかけで、それ以降、日本のマンガや音楽などを熱心に読んだり、聞いたりするとともに、独学で日本語の勉強にも取り組んだ。
本格的に日本語学習を始めたのは高校からで、日本語運用能力を飛躍的に高めてくれたのが17歳のときに体験した日本への留学だった。
岩手県の盛岡に6カ月間留学しました。冬はめちゃ寒かったけど、とても楽しい体験で、大学でもまた留学したいと思い、関西外大にやってきました。
というわけで、メルセデスさんは日本語がすごく上手で、日常会話はもちろん、漢字を使った文章なんかも書けたりできる。
関西外大に来て、さらに日本語力はアップしました？と訊くと、もちろんです！という答えとともに、「関西弁も少し話せるようになりました（笑）」と笑顔を見せてくれた。
「ほんまに」ってのが好きな関西弁です。
あと、「ほんまやー」とか、「や」を使うの面白いなーって。
関西外大では日本語の勉強のほか、授業で琴の体験も！
部屋でよく何をしているんですか？って聞くと、「勉強ですね」というお返事が返ってきた。
関西弁までフォローしているだけあって、勉強熱心だ。
一日のルーティンを伺うと、
- 5時起床
- 駅前のパーソナルジムに行き、汗を流す
- 7時 自習勉強
- 9時～ 授業
- 夜はダンスの練習
というのが、よくある一日のタイムスケジュールとなっている。
授業では日本語や漢字、翻訳などの科目を受講し、琴のクラスでは琴の実演も経験。
この前、「さくらさくら」を演奏し、今はもう少し難しい曲に挑戦しています！
月曜日から金曜日までしっかりと授業を取り、日々の勉強を通じて日本語の向上に努める。
そして週末はリフレッシュタイムで、友だちと
- 土曜日に京都
- 日曜日に大阪
に行くのが習慣になっているという。
ちなみに、取材した日の前の週はどこに行ったのか尋ねると、「二条城（京都）のライトアップと、道頓堀のリバークルーズを楽しみました」とのこと。
京都も大阪もどちらも魅力的な街で、両方大好きです。
盛岡でお好み焼きを食べた時に、「大阪で食べるともっと美味しいよ」って言われてたんですけど、大阪のお好み焼きはやっぱり美味しかったです（笑）
ダンスのクラブ・サークルに所属。外大祭のステージにも
大学入学後にダンスを始め、関西外大でも
- ダンスサークル Body2↯
- ダンス部 Nod crew
という2つの団体に所属。
外大祭（学園祭）における、本学中宮キャンパスにある円形ステージでのダンスパフォーマンスは恒例となっており、その舞台にも立った。
ダンスチームのみんなと踊ることができて、とても楽しかったです！
練習は「一日のルーティン」のところでも紹介したように、平日の夜に行っている。
複数のダンスチームに所属しており、ほぼ毎日ダンスの練習がある。
ダンスの練習は梅田のスタジオで行っています。枚方市駅から京阪電車で大阪市内に向かいますが、JRも地下鉄も日本の交通機関（電車）は車内も静かだし、快適で、便利なのでとても大好きです。
将来はゲームプログラマになるのが目標
メルセデスさんは子どもの頃からゲームも大好きで、日本のアニメや歌のほか、ゲームにも大きな影響を受けた。
卒業後の進路としても、同業界に進むのが目標で、ゲームクリエイターをめざしている。
だからチャールストン大学ではコンピュータサイエンスを専攻しています。日本語を勉強したのはゲームの影響も大きいですね。
現在は留学先である関西外大の課題や日本語の勉強、クラブ・サークル活動などがあるのでゲーム制作の課題には集中的に取り組めないが、卒業までに特定のテーマに基づいたゲーム・プログラムを完成させる必要があるという。
（上の写真のノートパソコンの画面に映っているのが、現在制作中のゲーム）
もちろん、普通にゲームをプレイするのも好きなんですけど、今はPCをはじめ、本格的にゲームをやる環境がないので、「結」ではほとんどゲームができていません。
アメリカに帰ってからの楽しみですね（笑）。
「結」での生活について
「結」はすごく建物がきれいで、施設・設備も整っているので簡単に一人暮らしを始められるのがとてもいいとメルセデスさん。
特に気に入っているのが毛布で、ふかふかで気持ちいいのと、シーツや毛布を専門のスタッフが定期的に変えてくれるのも魅力的だという。
とても便利だし、いつも清潔なので、すごくありがたいです。
また「結」の共有スペースでは、2階にあるスタディールームをよく利用する。
授業で使う教科書の予習・復習をはじめ、自分で独学用に買った日本語学習のテキストでも勉強をしています。
スタディルームやコンピュータルームなど、自分の部屋以外に勉強できるスペースが設けられているのもありがたいですね。
「結」の施設の詳細については、こちらの記事をご参照ください。
さいごに
関西外大でこれからやってみたいことは？という質問に対して、「これまでに、たくさんのことをしてみたんですから、これから何をしていいのわかりません」と笑顔を魅せてくれたメルセデスさん。
それだけ日々の日本語の勉強、ダンス、週末の京都・大阪、そして「結」での交流などが充実しているということかもしれない。
高校生のときに岩手に留学してだいぶ話せるようになりましたが、関西外大に来てさらに日本語のレベルは高くなりました。友だちと毎日ダンスに打ち込めるのも楽しいです。
アメリカに帰国し、将来はゲームデザイナーになるのが夢ですが、機会があれば社会人になった後も日本にやってきたいです。日本が大好きですから！
