ホームビジット

「ホームビジット・プログラム」とは、本学に在籍している外国人留学生の中で寮やアパートに滞在している学生に、日本の“家庭のぬくもり"を伝えるためのボランティアプログラムです。留学生を週末や休日に日本の家庭に招待することで、家族や地域の人々との交流の輪を広げ、お互いの理解を深めていくことを目的としています。

関西外大で学び、日本の習慣や伝統にもっと触れたいと願っている留学生にとって、日本の家庭を訪問し家族や地域の人々と触れ合う機会は、本や教室では学べない“生きた日本文化"を経験できる素晴らしいチャンスです。このプログラムを通じて、留学生に日本の習慣、文化、そして家族とはどんなものかを紹介してみませんか?国際交流部は、あなたとあなたの家族の協力をお待ちしています。

活動内容

留学生別科の授業がない土曜日や日曜日に留学生を自宅に招待して、普段の生活の時間を共有してもらいます。食事を共にする、お祭りや運動会、バザーなど地域活動への参加など、様々な方法で交流を深めることが可能です。特別なもてなしの必要はありません。活動内容は自由に計画してもらって構いませんが、プログラムの主旨から出来るだけ家族単位で留学生の受け入れが出来る家庭を探しています。

活動期間

  • 留学生別科秋学期(9月―12月)
  • 留学生別科春学期(2月―5月)

応募資格

近畿圏に在住している本学学生とその家族が対象で、週末に留学生を家庭に受け入れ日本の生活習慣や文化について紹介してくれる意欲のある人を求めています。従って、このプログラムへの申込は、必ず家族の同意が必要となります。

応募方法

申込希望者は、応募要項の指示に従って期間内に申込みを行ってください。

募集家族数

  • 留学生別科秋学期:約60家族
  • 留学生別科春学期:約50家族

申込期間

  • 留学生別科秋学期:5月中旬
  • 留学生別科春学期:10月中旬

交流内容例

日本料理の紹介、夕食に招待、家族との団欒、バーベキュー、秋祭りに参加、彦根城・姫路城・東福寺・神戸・奈良への観光、焼肉・鍋パーティー、買い物、映画、ボーリング、銭湯・温泉へ行く、歌舞伎の鑑賞、百人一首など

-
ホームビジットプログラムを体験して

日本の家族から

今まで外国人と接することが少なかったので、お互いの国の家庭や考え方を知るよい機会になりました。留学生が日本の文化に興味を持っていたので、お抹茶と和菓子を食べながら楽しい時を過ごしたり、また家に招待して一緒に食事をしたりしました。なるべく日本語で接しようと心がけましたが、ほとんど日本語が通じなくて、家族といる間は英訳して説明することが多かったので多少の苦労はありましたが、家族も留学生が来るのを大変楽しみにしていて、楽しく過ごすことができました。

留学経験がなく、1対1で外国人と会話をするのは初めてだったけど、お互い辞書を片手に話していくうちに、少しずつ理解し合うことができました。"ホームビジット"ということで、私1人だけではなく、家族にも外国の文化を通して交流してもらえたことは大変よい経験になりました。

留学生とは泉州のだんじり祭り、博物館、美術館など一緒に外に出掛けたり、また、時には家で料理を作ったり、鍋パーティーをしたりといろいろな計画を立てて日本を紹介しながら、交流を深めていきました。この体験を通して、留学生の母国の文化を学ぶと共に、日ごろあまり意識していなかった日本文化や行事などを再確認することができて非常に有意義でした。

留学生には特別なプログラムを組んだわけではなく、日本の家庭料理や文化などをできる範囲で紹介していきました。このプログラムを通して、娘のベストフレンドができました。とてもフレンドリーな留学生で、これからも家族の一員としてずっと交流していけそうです。

留学生だけでなく私たち家族もよい経験をさせていただきました。アンナははじめ、全然といっていいほど日本語が話せなかったけど、3ヶ月ほどたつとみるみるうちに日本語に慣れていき、ある程度の会話なら普通にできるまでになりました。その成長を見ていた私たち家族は驚きと感動でいっぱいでした。

留学生から

The Home Visit Program has definitely been a highlight of my study abroad experience at Kansai Gaidai. I feel it helped to enhance my understanding of Japanese culture as well as my interest in the Japanese life style. I had lots of interaction with Otosan and Okasan in their home and it was enjoyable going out for sushi or going to festivals. Although, I just enjoyed being welcomed into their home and sharing the simple daily activities of the family.

At first I was quite nervous to visit a Japanese family because that was the first time for me to visit a family that I don't know before. But luckily they treated me as a friend and I didn't have any uneasy feeling when visiting them. I enjoyed having delicious meals with them, and talking to them in Japanese. They taught me a lot of Japanese culture and habits and I really enjoyed going out with them. Thanks a lot.

I spent quality time with the whole family talking about cultural differences. It was hard to communicate in Japanese! But that was good for my Japanese practice. Simply I enjoyed going to their house, seeing pictures, eating dinner, and discussing cultures - it was all an adventure.

I ate dinner at their house where Okasan taught me to cook some simple Japanese dishes and tried on Kimono. Living at the dorm has meant that I miss out on a lot of what I was used to (I've lived with my family all my life) and especially I missed having home cooked meals and parental attention. My home visit family has exceeded my expectations by unmeasurable proportions, I hope to keep in contact with them for the rest of my life and would love to have them over in my country, Australia. I've never experienced such generosity.