米イーロン大学から教員と学生17人が本学を訪問 理事長や本学スタッフと交流

 本学の協定締結校であるイーロン大学(米ノースカロライナ州)の大学院生14人と教職員3人が1月16~17日、「Faculty-led Program」の一環で本学を訪れました。本学は同大と1990年に協定を結んで以来、71人の学生を受け入れ、24人の外大生(内、学位留学生19人)を派遣しています。


▲入試広報企画部が携わったPR冊子に興味を示すイーロン大の大学院生たち

 1日目は、中宮キャンパスで本学の各セクションの担当者より業務内容の説明を受けました。入試広報企画部で、大学をPRする冊子を興味深そうに手に取り、本学の協定校としてイーロン大学が紹介されているページを見て破顔する場面もありました。


▲吉崎誠・短大部教授の特別講義

 続いて、留学生別科長のスティーブン・ザーカー教授と吉崎誠・短大部教授がそれぞれ特別講義を行いました。吉崎教授は日本とアメリカの大学を比較しながら、日本における高等教育の特徴について講義。「日本では、大学の大半を私立大学が占めます。一方でアメリカは公立大学が多いのが大きな違いの一つです」と述べ、大学数を示したグラフを見せながら説明しました。また近年、大学を取り巻く環境が厳しくなっている要因の一つである18歳人口の減少についても触れ、参加した大学院生たちは興味を示していました。


▲谷本榮子理事長との懇談会

 谷本榮子理事長との懇談会も行われました。谷本理事長は「イーロン大学は、学生も教職員も、つまり大学全体が活気にあふれていることに感銘を受けました」と、昨秋同大を訪れた際の印象を話しました。また、「留学生は未来からの贈り物です。日本でいろんな経験を積んでほしい」と続け、本学の特色である国際交流や教育の在り方について語りました。大学院生からもさまざまな質問が飛び交い、有意義な時間が過ぎていきました。


▲谷本榮子理事長とイーロン大学のみなさん

 2日目は、御殿山キャンパス・グローバルタウンを見学。ラーニングコモンズをはじめキャンパスの各施設を見学しました。外大生と留学生ら700人が衣・食・住を共にする「GLOBAL COMMONS -結- YUI」では、RA(レジデントアシスタント)が「『結』では月に1回、入居者同士が親睦を深めるイベントを行っています」など自身の経験を交えながら「結」の魅力を紹介しました。


▲「結」の見学

 その後、中宮キャンパスに戻り、「ネットワーキング・ランチ」と称して、参加者と本学職員との交流を兼ねた昼食会が中宮キャンパスの国際交流センターで開かれました。本学側は国際交流部、学生部、人事部、キャリアセンターなどから12人が出席し、学生生活関連、教学関連、マネジメント関連の3つのグループに分かれ、業務内容や日本の大学の特徴を紹介しながら、意見交換をしました。


▲本学職員とネットワーキング・ランチ

 プログラムに参加した大学院生は、「アメリカの高等教育制度と大きく異なる日本の大学を訪問することができてよかった。今回の視察研修プログラムの中に谷本榮子理事長との懇談や事務職員との意見交換などがあり、新たな視点から日本の高等教育について学ぶことができて勉強になった」と笑顔で話しました。


▲御殿山キャンパス・グローバルタウンで
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