オンライン授業が本格的にスタート

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、本学では春学期の授業が全てオンライン授業となりました。大学、短期大学部では、5月11日から2週間、プレオンライン授業の期間が設けられ、5月25日から本格的に授業が始まっています。

 
▲オンライン授業の様子
 
今回、はじめてオンライン授業に取り組むことになりましたが、必修科目をコーディネートする教員を中心にチームを立ち上げ、オンラインという環境で、どのようにすれば授業の質を維持し、学生の学ぶ意欲に応えられるかなどさまざまな課題を検討し準備を進めました。
 
大学の授業は、学習支援システム「Blackboard」をオンライン授業のプラットフォームとして使用しています。それぞれの科目の特性に対応するため、オンラインで課題に取り組むオンデマンド型、ビデオ会議「Zoom」を活用した双方向型、オンデマンドと「Zoom」を組み合わせた3つの形式を取り入れ、学習効果を高められるよう授業を行っています。

▲大学のオンライン授業

短期大学部では、主に「Cloud Campus」を利用し、「K.G.C.ベーシックス」など短大ならではの科目をオンライン環境で効果的に学べるよう工夫しています。そのほか「Blackboard」や双方向型授業が行える「Zoom」など、それぞれのオンラインツールを活用し授業を進めています。

▲短大部のオンライン授業
 
 
 
オンライン授業は、私たち教員にとっても、はじめての試みでした。英米語学科の必修科目は、主にオンデマンド型と「ZOOM」で行う双方向型を組み合わせて行っています。
実際に「ZOOM」を活用した授業では、学生たちが4人程度の小さなグループに分かれてディスカッションを行うなど、従来の教室内の授業を意識し、なるべく対面に近い形で学べるよう心掛けています。オンライン授業がはじまり1週間程度ですが、学生たちは、リラックスして授業を受けている印象です。
 
 
スペイン語は、大学入学後はじめて学ぶ学生も多いと思います。スペイン語を効果的に学べるようオンデマンド型と「ZOOM」を使いリアルタイムで学ぶ双方向型、それぞれのメリットを活かしながら取り組んでいます。
授業開始が遅れ、オンライン授業になったことで不安も多いと思いますが、今年1年で取り戻そうとして過大な要求をするのではなく、必修科目の2年間を念頭に置き、どのようにすれば学生のみなさんが効果的にスペイン語を学べるかを考え、スペイン語を担当する教員が連携し進めていきます。

短大部では、「Cloud Campus」を主たるプラットフォームとして授業を展開しています。オンデマンド型授業の配信や課題の提出などを「Cloud Campus」、双方向型授業・配信型授業のフォローアップを「ZOOM」、音声教材等の配信を「Blackboard」で行っています。
2年間の学びにおいて、1学期間は大切な意味を持ちます。短大部では、対面授業と比べても遜色ない学びの環境を整備しました。また、学生たちがオンライン学習環境にスムーズに適応できるよう、教職員が連携して細やかにサポートしています。
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