授業実践研究フォーラムが開かれ、オンライン授業についての実践報告が相次ぎました

 第10回関西外大「授業実践研究フォーラム」が10月29日、FD委員会とSD委員会の共催で、遠隔会議システムZOOMを使ったオンラインで開かれました。

 フォーラムは、「Foreign Language & Culture」「語学教育と授業の発展」「人文科学とオンライン授業」の3つのテーマに分かれ、11人の教員が研究発表しました。またFD委員会が、春学期のオンライン授業の授業評価をめぐる学生のコメントの分析結果を発表しました。

 オンライン授業についての実践例を交えた報告が相次ぎました。英語国際学部の中嶋洋一教授は、チャット機能などを駆使したオンライン授業について紹介し、学生が主体的・自律的に学習するようになるための要素を提示しました。


▲オンライン授業の実践例について質問に答える中嶋教授

 このほか、オンラインであるがゆえに発生したトラブルや、試行錯誤の中でどのように問題点を克服していったかについてさまざまな報告が続きました。


▲オンライン授業についての報告が続きました

 この日は次のようなテーマで報告されました。

第1室「Foreign Language & Culture」

1.Online Learning & Teaching Opinions of Students and Faculty   Paul Tuke

2.Vocabulary Learning Through Online Flashcards and Blogs    Lisa R.Miller

3.Meeting the industry leaders in the virtual classroom       Kate Inyoung Yoo

4.Making Technology Work in the Online Classroom        J.Scott Shinall

第2室「語学教育と授業の発展」

1.日本人大学生のライティングにおけるLocal Accuracy と Global Accuracy   蔦田和美

2.パンデミック下での学習者モチベーションを高めるためのオンライン授業
  ー「韓流コンテンツ」を利用した韓国語授業の実践ー              李鉉淑

3.春学期のオンライン授業ー「基礎中国語」での取り組みを中心にー      吉田泰謙

第3室「人文科学とオンライン授業」
1.学習者を「自律的学習者」にするオンライン授業のあり方についての一考察    中嶋洋一

2.初めてのオンライン講義の日々で重ねた試行錯誤
  ー英書購読および社会科学系科目のライブ講義と録画講義ー             朝倉洋子

3.「ことばと心」をZOOMで教えてみて                    日木くるみ

4.留学生別科におけるコース途中でのリモートクラスへの移行経緯および初級・中級日本語クラスにおける授業実践の報告
                                        鹿浦佳子、宮内俊慈、倉沢郁子

5.春学期オンライン授業評価での学生コメントから見えてくるもの         FD委員会


 
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