オンラインで修士論文を公開発表

 2020年度の修士論文の公開発表が、10月24日と11月13日にありました。両日で計9人の大学院生が遠隔会議システムZoomを使い、それぞれの研究テーマについて発表しました。発表時間はそれぞれ25分間で、質疑応答時間が10分間設けられました。

 11月13日は、外国語学研究科博士前期課程英語学専攻2年の平岡琢郎さんが発表しました。


▲Zoomで発表する平岡さん

 平岡さんの研究テーマは「高等学校におけるReading Strategies― pre-reading, post-reading に焦点を当てた指導案の提案―」。平岡さんは、文法訳読法の授業では取り扱われている題材に関する知識を定着させることができず深い学びにつながらないとして、教師によるReading Strategiesの重要性を指摘したうえで、 pre-readingと post-reading の点から高校での指導案を提案する論文に取り組んでいます。

 発表に続いて参加する教授から質問が出ました。

 10月24日に公開発表したのは次の皆さんです(カッコ内は研究テーマ)
▼岡田陸さん 「中学校英語検定教科書における語彙の取り扱いに関する研究―産出語彙を増やす工夫を求めて―」
▼川口尚毅さん 「分詞構文の意味決定要件の分析」
▼何昱寧さん 「感謝の場面での謝罪の発話に関する中日対照研究―テレビドラマの考察を通して―」
▼黒飛京四郎さん「日本語学習者と日本語話者の待遇表現の意識比較―話し手としての日本語学習者と聞き手としての日本語話者―」
▼盛苡甄さん 「化粧文化に関する日中対照研究―歴史文献で使う言葉に基づいて―」
▼陳楚君さん 「同情を表す類義語についての分析―「気の毒」「かわいそう」「哀れ」「痛ましい」「浅ましい」を例に―」
▼山田健登さん 「日本語学習者の多義動詞『ミル』の習得」
▼張鑫燁さん 「日中両言語のビジネス場面に使われる同形異義語に関する一考察」


 
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