新たな国際交流のカタチ「IEP」 学生らが成果を発表

 バーチャルによる新たな国際交流の取り組み「Intercultural Engagement Program(以下IEP)」のプロジェクトマネジャーを務めた学生3人が、12月22日、プログラムの成果発表会を実施し、谷本榮子理事長、大庭幸男学長、谷本和子短大部副学長らが出席しました。

 コロナウイルスの感染拡大で今年度秋学期の留学生受け入れと共に留学派遣が中止となる中、9月からオンライン授業とバーチャルによる新たな国際交流の取り組み「Global Act Initiative」が始動しました。その中で、学生主体の取り組みとしてIEPがあり、テーマごとに7つのグループに分かれて活動しました。同取り組みは、12月19日の留学生別科秋学期の授業終了までの約4カ月間行われ、外大生と留学生がバーチャルの空間で交流を繰り広げました。


▲プロジェクトマネジャーを務めた学生らが成果発表(左から辻耕仁さん、村上達哉さん、小山幸さん)

 成果発表会では、冒頭、英語キャリア学部4年生の辻耕仁さんが「IEPは一言で言うと、学生による、学生のためのプロジェクトです」と話し、IEPの概要を説明しました。


▲参加学生にアンケートを取り、IEPの取り組みを通して向上した資質・能力を紹介

続いて、同学部4年生の村上達哉さんは、イベント参加者、リーダーを務めた学生らの声を紹介しながらプログラムの成果を発表。「4カ月間で合計135個のイベントを実施し、留学生と外大生ら約2000人の参加がありました」と話し、その中でも外大生と本学卒業生をつなげることを目的とした「キャリアトークが人気でした」と報告しました。最後に、外国語学部英米語学科4年生の小山幸さんは、IEPの活動を振り返り、「イベント参加者の満足度は高くリピーターが多かった一方、新規の申込みに苦戦しました」と課題点を挙げ「次年度は、IEPの取り組みをもっと多くの外大生に知ってもらうため、後輩たちに引き継いでいきたい」と話しました。


▲学生の発表のあと、谷本榮子理事長から学生にエールを送られました

 谷本榮子理事長は「言語、文化、価値観が異なる人たちとの取り組みは大変だったと思います。学生主体で世界を巻き込んでいくのは素晴らしいことです」「この実体験はこれからの人生で有意義なものになると思います」とエールを送りました。
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