短大部で米国生まれの経験学習型科目サービスラーニング始動 説明会に100人参加

 2021年度より短期大学部で新たにスタートする「サービスラーニング」の説明会が4月14日、中宮キャンパスで行われ短大部の新入生約100人が参加しました。会場では、座席間隔を空けるなど新型コロナウイルスの感染予防対策が行われたほか、説明会の様子をライブ配信し自宅からZoomで参加した学生もいました。


▲サービスラーニングについて説明する越智嘉代子係長(左)和田博司主任(右)

 サービスラーニングを担当する国際交流部の越智嘉代子係長、和田博司主任がプログラムの概要を説明しました。サービスラーニングとは、アメリカで誕生した「社会貢献活動」と「学習」を結び付けた経験学習型の教育的手法です。事前学習からスタートし、社会貢献活動として、ボランティアやフィールドワーク、コミュニティサービスなどに取り組み、さらには、活動終了後、参加者間で学びの共有や振り返りを行います。サービスラーニングは、問題解決能力の習得や学習動機の発見・向上などに効果があるとされています。最も重要なのが振り返りとされ、思考と活動の質の向上をめざします。


▲360°カメラを用いて撮影した動画を紹介

 短大部のサービスラーニングは、6月中旬に実施される留学生別科のサマープログラムに参加する留学生に向けて日本文化を紹介します。事前学習では、日本文化について学んだり、マーケティングの手法を用いて留学生の趣味嗜好をリサーチしたりしながら360°カメラを使って日本文化を紹介する動画を制作します。参加希望者は、申し込み後、選考が行われ4月下旬より20人程度の学生で活動がスタートします。


▲IEPでの経験について紹介する芝田美梨さん

 サービスラーニングのメンターとして参加する短大部2年生の芝田美梨さんは「コロナ禍でもオンラインの国際交流プログラム、Intercultural Engagement Programに参加したり、オランダ・ロッテルダム応用科学大学の学生によるビジネスワークショップで日本食をオランダに輸出するビジネスプランを考える企画に携わったり、充実した学生生活を送っています」と自身の経験を踏まえながらコロナ禍でも海外とつながれる魅力を話しました。
 説明会に参加した短大部の1年生は「動画制作にも興味があったので参加しました。このプログラムに参加できれば、観光ガイドではわからない日本の魅力や文化を留学生に伝えたいです」と話していました。


▲サービスラーニングとは(PR映像)
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