時代をリードする力が身に付きます/英語国際学部の新しいカリキュラムが始まりました

 未来創造型のグローバル人材を育てる英語国際学部の新しいカリキュラムが始まりました。

 新しいカリキュラムでは、英語と中国語の学修を核に、分野を横断するクロスオーバーな学びで思考力を鍛え、AI(人工知能)、イノベーション(新しいアイデアや手法で打ち出す新機軸の革新)について修得し、分野に縛られることなく時代の急速な変化に対応しながら活躍できる人材を育成します。


▲「現代社会とAI」ではAIの基礎を理解し、AIで何ができるのかの習得を目指します

 新しく始まった科目「現代社会とAI」は、具体的な事例を通してAIの基礎を理解し、AIで何ができるのか習得することを目指します。授業は、ITコンサルティング企業JSOLの支援を得て、AIの現場を熟知する人たちが講師を務め、リレー講義形式で行われます。


▲身近なサービスで利用されているAIの具体例も紹介されました

 第1回の授業では、JSOLの担当者が「AIとは何か」をテーマに講義しました。グーグル検索・翻訳、ユーチューブの広告動画、マッチングアプリ、ZOZOGLASSなど、身近なサービスとして利用されているAIの具体例を紹介しました。また、コールセンターで導入されているチャットポットや乗用車の自動運転、見ている人に合わせて表示が自働的に変わるデジタル看板などを挙げて、AIが社会生活に変化をもたらしている実例にも触れました。

 受講した藤井幹太さん(2年)は「『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んで、自分が思っていたAIのイメージと全く違っていることがわかりました。AIなら何でもできるというイメージを持っていましたが、AIは人間を越えるものではないと書かれていました。とても良いタイミングで授業を受けることができます」と話し、「これから社会の中でAIがどのように使われていくのか学びたい」と新しい分野の学びに期待していました。


▲「現代社会とイノベーション」では将来ゲームチェンジャーとして活躍できる素養を身に付けます

 また「現代社会とイノベーション」では、今なぜイノベーションが必要なのか、イノベーションを起こすには何が必要なのかを理解し、将来ゲームチェンジャー(状況を一変させる企業やアイデア)として活躍できる素養を身に付けます。


▲イノベーションをわかりやすく理解できるように具体例を交えて講義します

 辻田俊哉准教授の「イノベーションのジレンマ」をテーマにした授業では、電気自動車やアイフォン、LCC(格安航空会社)などを例に挙げながら、研究、開発、事業、産業化と進むそれぞれの段階で「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」と呼ばれる関門があると、そのプロセスについて説明しました。そしてイノベーションによって生み出された成果がどのように普及していくのかについて触れ、イノベーションには、急進的、破壊的なものや、持続的なものがあることを紹介しました。

 受講した大継玲さん、町田萌さん、藤井菜々香さん(いずれも1年)はそれぞれ「難しいけれど少しずつ理解を深めたい」「グーグルとかアイフォンといった身近な話から入ると分かりやすい」「今までこんな授業を受けたことがないので知っておけば役に立ちそう」と話していました。


 
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