外大生と世界中の学生をオンラインでつなぐ国際交流「IEP」の報告会が開かれました。「外大の特徴ともいえる活動となるよう続けていきたい」との声が相次ぎました
▲2021年春学期の成果を報告しました
コロナ禍で留学派遣と受け入れが中止になったことから、IEPはオンラインに国際交流を行う試みとして2020年9月にスタートしました。今年の春学期は、吉本興業のお笑い芸人とコラボした「英語で学ぶ漫才ワークショップ」や「スペイン語での文章の書き方講座」「English Caffe」など89のイベントを実施し、延べ1155人が参加しました。
▲左から村上さん、黒澤さん、横道さん
プロジェクトマネジャー6人(外大生、留学生各3人)がIEPを統括し、7つのチームに分かれて計60人のチームリーダーがイベントを企画・実施しました。この日は、プロジェクトマネジャーを務めた村上達哉さん(英語キャリア学部4年)、黒澤将輝さん(外国語学部4年)、横道亜末さん(英語キャリア学部3年)が報告しました。
▲2期連続でプロジェクトマネジャーを務めた村上さん
前年に続いてプロジェクトマネジャーを務めた村上さんは、インスタグラムを活用して参加者を増やしたことや、イベントを通してチームリーダーがいかに成長し高い満足度を感じているかなどを紹介しました。そして2021年秋学期の実施に向けて「外部の人を招いてさらにパワーアップするようなイベントを考えたい。また外大生と留学生にとどまらず、全国の高校生向けのイベントを実施してIEPをさらに広げたい」と話しました。
▲「IEPで人生が変わった}と話す黒澤さん
黒澤さんは3年次編入学で外大に入りましたが、コロナ禍の影響で1年間大学のキャンパスに1度も来ることがなく、退学を考えていたときにIEPと出会いました。「今年の2月から参加してこの4カ月で人生が大きく変わりました。このような機会を与えていただき感謝しています」と話しました。
▲「IEPは私の中で大きな存在」と話す横道さん
公式インスタグラムの運営を担当した横道さんは「マネジメントスキルを身に付けました。また、3000人の1年生の前でIEPの紹介ができたことで自信がつき、新たな挑戦に前向きになれました」といい「IEPを通じて成長しました。私の中ではIEPは大きな存在です」と話しました。
▲「胸がいっぱいになりました」と活動を評価する谷本理事長
報告を聞いた谷本榮子理事長は「今年で大学創設から55年になりますが、今ではこんな素晴らしい学生さんたちが大学を支えてくれていると感激しました」としたうえで、「プログラム運営中には困難も多々あったと思いますが、それらを乗り越え、皆さんが良い経験を重ね、成長を遂げているとの報告を聞いて、胸がいっぱいです」と活動を高く評価しました。
▲「ぜひ継続してほしい」と励ます大庭学長
また大庭幸男学長は「引き続き盛り上げていこうとの思いが伝わってきて感激しました。コロナ禍が終わってもこうした活動はぜひ継続してほしい」と激励しました。
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