特殊詐欺の被害を未然に防いだ英語国際学部3年の東條杏奈さんが警察から感謝状を贈られました

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、英語国際学部3年の東條杏奈さんが富田林警察署から感謝状を贈られました。7月2日に富田林警察署で河合澄博署長から感謝状を手渡された東條さんは「大ごとになって驚いています」と少し戸惑い気味ですが、「少しでもお役に立てて良かったです」と話しています。


▲富田林警察署の河合署長から感謝状を贈られる東條さん(右)

 東條さんがアルバイトをしている自宅近くのコンビニエンスストアに5月中頃、年配の男性が訪れて、プリペイドカード式の電子マネーを5万円分購入しようとしました。最高限度額の購入に「何かおかしい」と感じた東條さんが、男性の気分を害さないようにそれとなく「何に使われるんですか」と聞くと「パソコンがウイルスにかかったので遠隔操作で直してもらうために必要」との答えが返ってきました。


▲河合署長から「本当にありがとうございました」と言葉をかけていただきました

 「それは詐欺かもしれないから警察に相談してみてください」と言うと男性はいったん店を出たものの、再び購入したいとやって来ました。東條さんが、近くの交番で相談するよう説得して調べてもらった結果、特殊詐欺であることが分かりました。


▲「今回のことがきっかけになって1件でも被害が減ればうれしいです」と話す東條さん

 東條さんがアルバイトしているコンビニは高齢のお客さんが多く、巡回の警察官から「最近、特殊詐欺が多いから気を付けてあげて」と言われていたことが頭の隅にあったといいます。

 東條さんは「自分は大丈夫と思っている人が多いようです。一人でも多くの人に特殊詐欺について知っていただきたい」と呼び掛け、「今回のことがきっかけになって1件でも被害が減ればうれしいです」と話していました。 
一覧を見る