短期大学部の2年生にエールを贈る「Midsummer Ceremony」が開かれました/15カ月遅れの〝入学セレモニー〟も実施されました

 新型コロナウイルス感染症の影響で、約1年半にわたりオンライン授業中心のキャンパスライフを送ってきた短期大学部の2年生にエールを贈ろうと、7月10日に中宮キャンパスで、「短大2年生のための Midsummer Ceremony」が開かれました。2020年度は入学式も中止になったことから、15カ月遅れの〝入学セレモニー〟も実施されました。


▲15カ月遅れの〝入学セレモニー〟の記念撮影です(撮影時のみマスクを一時的にはずしました)

 ≪第1部・式典の部≫

 第1部は入学セレモニーとして開催されました。

 最初に、谷本和子・短期大学部学長が式辞を述べました。


▲谷本学長は「向かい風を受けて飛躍を」と述べました

 谷本学長は「逆風の中で力強く立った経験は、セカンドステージに歩みを進めたとき、かけがえのない宝物になるに違いありません」と話し、米国の自動車会社フォードの創始者、ヘンリー・フォードの言葉を紹介して「飛行機が離陸するときの最適な風向きは向かい風といいます。そのような向かい風を受けて、皆さんが飛躍されることを祈念します」と述べました。

 続いて、谷本榮子理事長が激励メッセージを贈りました。


▲谷本理事長は「きょうは新たなストーリーの始まりです」と励ましました

 谷本理事長は「きょうの入学セレモニーは新たなストーリーの始まりです」としたうえで、ゲーテのファウストの「常に良い目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる」を引用し、「目標や目的は、濃い霧のような不安に包まれた未来を照らす灯台のようなものです。そこを目指して着実に歩いていきましょう」と励ましました。

 また、佐垣あゆみさん、山本天杜さん、藤井亮太さん、田辺こころさんの4人が代表として「学生のことば」を述べました。


▲(左から)藤井さん、(演壇で話す)田辺さん、山本さん、佐垣さん

 佐垣さんが入学が決まったころの希望や期待
 山本さんが入学した途端のオンライン授業で感じた絶望感と「出会いのキャンパス」に見出した一筋の希望の光
 藤井さんが2021年度に入ってからの対面とオンライン併用授業から感じ取ったこと
 そして田辺さんがセカンドステージに向けて乗り越えようとしている決意について
 この1年半を振り返るようにそれぞれの立場と経験からリレー式で語り掛けました。

 ≪第2部・歓迎会の部≫

 第2部では、クラブのデモンストレーションやゲームなどを楽しみました。

 キャリアセンターの谷本賢梧さんによる「紅蓮華」など3曲のエレクトーン演奏で始まりました。


▲オープニングは谷本さんのエレクトーン演奏

 MJA部がブリティシュロックを中心に4曲を熱演し、フラダンス部がアロハウィークフラなどを華やかに披露しました。


▲ブリティッシュロックを熱演するMJA部


▲フラダンス部がさわやかなダンスを披露しました

 また、国際交流部による、海外の留学生から送られてきたビデオを見ながらの「国名当てビンゴゲーム」で盛り上がりました。

 最後に、英語国際学部の相原里美准教授と短大部の白煜講師による「パンダ争奪クイズ大会」で、中国のさまざまな文化を楽しみながら学びました。


 ≪第3部・クラス交流の部≫

 第3部では、各クラスに分かれてゲームを楽しんだり、ディスカッションしました。

 川﨑孝生教授のクラスでは1年半を振り返りました。


▲クラス別に分かれて盛り上がりました

 学生は「入学してからキャンパスに来れず、不安なスタートでしたが、オンライン授業のZOOMのブレイクアウトルーム機能を活用して、友達を増やすなど工夫をしました」「クラブ活動が思うようにできず、残念でした。これからは、積極的に取り組みたい」「友達とのコミュニケーションなど人との関わりの大切さを実感しています。残りの短大生活を思いきり満喫したい」と話していました。

 浅田忠久教授のクラスでは、深山優次朗さんが「最近ようやく大学生になれたかなと思います」と笑顔を見せ「同じホットケーキでも、自宅で食べるのとカフェで食べるのとでは全然違います。やはりキャンパスに来ないと、自宅のオンライン授業ではモチベーションも集中力も上がりません」と話していました。

 浅田教授は「こんなに苦労した学年は初めてです。モチベーションを保つのが本当に大変だったと思います。皆さんよく頑張ったので例年より成績は良かったです」と学生の努力を評価しました。



 
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