「GO FOR SDGs シリーズ」の第一弾、ケニアの大学とのオンラインプログラムの成果を受講生が発表しました

 SDGs (Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標) をテーマに、海外協定校とともに展開するプログラム「GO FOR SDGs シリーズ」が7月に始まりました。第一弾となったケニアの協定校「ユナイテッドステイツ国際大学アフリカ」とのオンラインプログラムに参加した学生が9月24日、学修の成果を報告しました。


▲夏休み期間中に31人が受講しました

 「GO FOR SDGs シリーズ」は、ウイズコロナ時代の新しい取り組みとしてスタートしました。SDGsの知識をリサーチなどでさらに深め、自分ごととしてさらなる発展的な学びにつなげることを目標にしています。第一弾となったケニアの協定校・ユナイテッドステイツ国際大学アフリカとのプログラムは「アフリカでの持続可能なツーリズム(Sustainable Tourism in Africa)」がテーマで、31人が4週間にわたってオンラインで学びました。


▲ケニアの海外協定校「ユナイテッドステイツ国際大学アフリカ」です

 受講生は、オンラインによるリアルタイムでの講義のほか、現地の学生を交えたグループディスカッション、野生動物保護地域などのバーチャルツアーなどで学びを広げ、最後に7グループがケニアと日本の取り組みをリサーチし発表しました。この日はそのうちの2つのグループが成果を発表しました。


▲ケニア観光ではサファリとビーチが重要です

 持続可能な観光への取り組みについて、日本では将来の経済、社会、環境への影響を考えて進められている取り組みを挙げたのに対し、ケニアでは、密猟の取り締まり強化やサステナブルな観光施設の増加、地域住民へのエコツーリズムの理解向上などが図られていると報告しました。


▲アフリカではライオン、アフリカゾウ、サイ、水牛、ヒョウは「ビッグファイブ」と呼ばれています

 また「私たちができることは何か」と問い掛け「持続可能なツーリズムに取り組む施設を積極的に利用する」「WWF(世界自然保護基金)の活動への理解を深め、自分のできることから実施する」「自分自身の生活習慣から変えていくことも重要だ」などと提案しました。

 受講した國島萌衣さん(外国語学部英米語学科2年)は「留学ができない中で、夏休みに海外の学生とオンラインで学ぶことができたのは貴重な体験でした。持続可能なツーリズムに向けて自分が何ができるのかを考えることができました」と話していました。


▲修了した受講生には修了証が送られます

 第二弾として、カナダの協定校・ハンバー大学とのオンラインプログラムが9月10日に始まっています。SDGsをテーマにキャリアにつながる英語力とスキルを身につける課題解決型(PBL)プログラムで14週間にわたり行われます。
 
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