東京パラリンピックのトライアスロンで銀メダルを獲得した卒業生の宇田秀生さんに、谷本榮子理事長・総長から総長賞が贈られました

 東京パラリンピックのトライアスロン(運動機能障害PTS4)で銀メダルを獲得した卒業生の宇田秀生さん(2010年卒、外国語学部英米語学科)に10月18日、谷本榮子理事長・総長から総長賞が贈られました。総長賞を手渡された宇田さんは「たくさんの方に支えていただき、応援してもらってきました。結果で恩返しできてうれしいです」と喜びを語りました。


▲総長賞を贈られた宇田さん(中)と谷本理事長(左)、大庭学長(右)

 8月のレースで宇田さんは、最初のスイム(0・75キロ)で出遅れたものの、得意のバイク(20キロ)で3位となり、最後のラン(5キロ)でさらに順位を一つあげて2位でフィニッシュしました。トライアスロンで日本勢がメダルを獲得したのは初めてです。


▲総長賞を手渡される宇田さん(右)

 谷本理事長は「日の丸を握りしめてフィニッシュする姿をテレビで見て感激しました。おめでとうございます。ほんとうによくやってくださいました」とお祝いの言葉を述べました。宇田さんは「在学中にサッカーを通じて友人ができ、今でもたくさんつながっています。多くの励ましをもらったおかげです」と応えました。


▲谷本理事長のお祝いの言葉に、宇田さんは「多くの励ましのおかげです」と話しました

 そして宇田さんは「私はとても負けず嫌いなんです。トライアスロンには気の強い選手が多いのですが、今回のレースでは初めて勝てた選手が2人いました。気持ちをどう持つかが重要な競技です」と振り返り「レースを見てもらって喜んでもらえるのがとてもうれしいです。だから頑張れます」と力強く話しました。


▲谷本理事長もメダルの感触を経験しました

 銀メダルに触れ、首にかけた谷本理事長は「とても重たいですね」とメダルを実感し、「これからも努力を続けていかなければならないでしょうが、その努力がたくさんの人にエネルギーや感動を与えていくと思います」と励ましました。


▲宇田さんに贈られた総長賞です

 また、同席した大庭幸男学長が「目標の達成には人一倍努力されたことでしょう。メダルは誰でも手に入るというものではありません。頭が下がる思いです」と祝意を述べたのに対し、宇田さんは「次の2024年のパリ大会でもぜひ良い報告ができるように頑張ります」と決意を語りました。


 
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