学生広報チームW-CTが成果報告会 6人に「貢献賞」授与

 高校生向けオンラインイベントの企画に取り組む学生広報チームW-CT(Wakuwaku Creative Team)のメンバー6人による成果報告会が12月11日、中宮キャンパスで行われました。報告会終了後、谷本榮子理事長・総長から本学の発展に貢献したとして6人に「貢献賞」が贈られました。


▲学生広報チームW-CTの報告会の様子

 貢献賞を贈られたのは、英語キャリア学部英語キャリア学科4年の宅間佳奈さん、前原淳樹さん、伊藤翼さん、外国語学部英米語学科4年の大野夏樹さん、多田英雄さん、英語国際学部英語国際学科4年の羽田有沙さん。

 コロナ禍でオープンキャンパスが中止され、本学と高校生との接点が少なくなったことを受け、2021年4月、学生主体の高校生向けオンラインイベントの定期開催が決まり、W-CTが結成されました。メンバーは2~4年の13人。W-CT は2021年に開催されたオンラインイベント10回のうち7回を担当し、参加した高校生は延べ3438人に上りました。


▲イベントについて報告する前原淳樹さん(左)と宅間佳奈さん

 報告会には谷本理事長・総長、大庭幸男学長や各部署の職員が出席しました。冒頭、前原さんは、チームの名称について、「ワクワク感を大切に、学生視点のクリエイティブな発想で、ワンチームで活動したいとの思いを込めました」と説明しました。また、チームの方向性を明確にするため、「関西外大で学びたい高校生を増やす」とのビジョンや「学生視点で関西外大を届け、高校生の心を動かす」とのミッションを定め、これらを「W-CTのDNA」と定めたことが紹介されました。

 宅間さんは、イベントの進め方について、2カ月前から調査を始め、1カ月かけて企画を練り、3週間前からリハーサルを行っており、チームの特色を出すため、学生目線、質の高さ、ワクワク感を追究していると報告しました。高校生の動向調査では、オープンキャンパスに参加する高校1~2年生が増加したこと、高校3年生の6割弱が第1志望大学のオープンキャンパスにオンラインで参加していることが分かったということです。

 チームでは「関西外大らしさ」についても考え、モチベーションの上がるキャンパスの雰囲気、GLOBAL COMMONS結-YUI-、教員と学生の距離が近いーーなどの特徴から「自分次第で可能性が無限に広がる場所」と結論付けました。


▲谷本理事長から貢献賞の賞状を受け取る大野夏樹さん

 2021年度は5月の「先輩たちが『リアルな声』で届ける、外大生のキャンパスライフ!」から12月の「関西外大ってどんなところ?~キャンパスライフを大公開!~」まで7回のイベントを実施。 高校生を対象にしたアンケート集計結果では、満足度の平均が86%に上り、「オンラインでもしっかり関西外大の魅力が伝わり、より関西外大生になりたりという意識が高まった」といった声が寄せられました。

 短期大学部から英米語学科に編入した多田英雄さんは、短大部の授業K.G.C.ベーシックスの体験授業を企画した経験を紹介し、「参加した短大の後輩たちが高校生の立場に立って考えられるようになり、成長を感じました。イベントが終わった後には達成感で涙が出ました」と話しました。動画制作について報告した伊藤翼さんは、メッセージは届くか、動画で何を伝えたいのかなどの課題を考えた末、「高校生にどう響くだろうかと、一つ一つのセリフにこだわりました」と振り返りました。


▲貢献賞授与後に谷本理事長、大庭学長(中央)と記念撮影するチームのメンバー(右から羽田有沙、大野夏樹、伊藤翼、宅間佳奈、多田英雄、前原淳樹のみなさん)

 谷本理事長は「高校生に伝えようとする努力を肌で感じました。みなさんのこれからにとっていい経験になったと思います」とねぎらいの言葉を送りました。
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