モーニングサイド大学の学長を務めるジョン・レインダース氏に名誉博士号を授与しました

 モーニングサイド大学(米アイオワ州)の学長を務めるジョン・レインダース氏に名誉博士号を授与しました。谷本榮子理事長が1月19日、レインダース氏の代理として本学を訪れた須藤美矢子理事に名誉学位記を手渡しました。


▲名誉学位記を手渡す谷本理事長(左)と代理で受け取る須藤理事

 レインダース氏への名誉学位記は2020年4月の入学式での授与を予定していました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で延期、レインダース氏の来日のめどが立たないことから代理への授与となりました。


▲(左から)谷本和子短期大学部学長、日本文の名誉学位記を手にする須藤理事、谷本理事長、大庭学長


▲レインダース氏に授与された英文の名誉学位記

 授与式では、最初に大庭幸男学長が授与理由を説明し、「レインダース学長による長年にわたる国際交流の実績と大学再生の功績は高く評価でき、今後も多大なる貢献が連綿と引き継がれていくことと確信しています」と述べました。

 続いて谷本榮子理事長から須藤理事に日本文と英文の名誉学位記が手渡されました。須藤理事は「関西外国語大学に来ることを切望していましたが、この状況下で出席はかないませんでした。さぞかし彼はこの場所にいたかったでしょう」と話し、「厚く感謝を申し上げ、心よりお礼申し上げます」とレイダース氏に代わって謝辞を述べました。


▲謝辞を述べる須藤理事

 モーニングサイド大学とは1980年に学生交換協定を締結、1987年に派遣型の学位留学(現在のダブル・ディグリー留学)協定、2019年には受け入れ型を含む双方向型のダブル・ディグリープログラム協定を結ぶなど、42年間にわたり濃密な交流を展開してきました。この間、本学から19人の学生を派遣したのに対し、モーニングサイド大学から31人の留学生を受け入れました。モーニングサイド大学は1986年に谷本理事長へ名誉博士号を授与したほか、2016年には谷本義高副理事長に名誉博士号を贈りました。

 レインダース氏は1999年にモーニングサイド大学の第12代学長に就任しました。入学者数の減少に見舞われていた同大学で、大学の行動指針を向上させるとともに機能の成熟を図り、学生数を増加させて米国中西部のリベラルアーツ大学トップクラス校の一つと評価されるまでに成長させました。

 レインダース氏は2010年からこれまでに3回、本学を訪れており、2018年には日米ジョイントコンサート開催のため来学しています。
 
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