関西外大FBS放送局が、FMひらかたで生放送していた番組「関西外大放送局」がラストとなりました

 関西外大FBS放送局がFMひらかたで2017年から放送していた番組「関西外大放送局」が、最後のオンエアを迎えました。FMひらかたが2月末で放送を停止したためで、部員たちはラストの番組に全力で臨みました。大学生が主体的に地域FMで通常番組を担当するのは全国的にも珍しく、注目を集めていました。


▲2月25日放送の「番組卒業SP」では思い出を熱く語りました

 地域コミュニティーFM放送局で地域に密着した大学生らしい番組を届けようと、「関西外大放送局」は2017年4月にスタートしました。毎週金曜の午後7時半から30分間の生放送で、毎回、DJ2人とミキサー1人の計3人でチームを組んでオンエアしました。京阪枚方市駅の構内にある駅なかスタジオからのライブ放送もあり、市民にも親しまれた番組でした。


▲2月11日は通常回でのラスト番組となりました

 DJの2人で大学生ならではの話題を提供する「10分コーナー」や、リスナーからのメールによる回答で盛り上がる「大喜利コーナー」などが人気でした。

 10分コーナーでは、
「外大生の長期休暇の過ごし方」
「最近はまっているもの」
「怒られエピソード」
といったテーマで軽妙なトークを繰り広げました。

 また大喜利コーナーでは、
「この人絶対にバレンタインチョコ欲しがっているな、どんな人?」
「もう夏休み終わるのに宿題終わらない、どうする?」
「こんなオリンピック競技は嫌だ、どんな競技?」
と季節や社会に合わせたお題を提供して、リスナーからの回答を紹介しました。


▲1月7日の番組ではお正月を話題にしました

 2021年夏に初DJを経験した萬関龍馬さん(英語国際学部2年)は「コミュニケーション力を鍛えようと2年になって入部しました」と話します。「初DJでは最初に1分間の自己紹介をするんですが、それがとても長く感じました」といい「FM番組のおかげでコミュニケーション能力がちょっとだけ上がりました」と笑顔で語ります。


▲1月14日の番組では大学入学共通テストを取り上げました

 前局長の鍛冶玖未さん(外国語学部3年)は「企画はその日を担当するDJで考えました。やってみたら30分は短いですよ。話しすぎるとダメだし、話が短くなってもダメ。時間配分が大変でした」と振り返ります。

 新局長に就任したばかりの相良瑛人さん(短期大学部1年)は今後の活動について「FMひらかたでの経験を生かしてラジオ番組の制作は続けたいと思います。またNHK全国大学放送コンテスト(大学Nコン)で良い成績が残すことが目標です」と話しています。


▲発声練習は怠れません。週2日活動しています

 新型コロナの影響で、2020年はFMひらかたの番組制作ができない時期があったり、新入部員がゼロでした。しかし2021年には2年生の入部が相次ぎ、現在1~3年生11人で活動しています。

 相良さんは「入学式、卒業式、オープンキャンパスの司会や、地域のイベントの司会などもしています。これからも大学と地域の皆さんに喜んでいただけるように頑張ります」と話していました。


▲学内の次のイベントに向けて打ち合わせ中です


 
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