短期大学部がFD研修会を開き、学生に獲得させたい能力について意見を交えました

 教員はどうすればDP(学位授与の方針)に定められている「できるようになる力」を学生に身に付けさせることができるのかを協議しようと3月8日、短期大学部の第40回K.G.C.ベーシックスFD(Faculty Development)研修会が開かれました。この日は2月22日に引き続き2回目のグループワーキングを行い、学生に獲得させたい能力について意見を出し合いました。

 FD研修会は、カリキュラムや授業方法を改善し向上させるため、教員が定期的に協議を重ねる取り組みです。 今回は急速に変化する社会に求められている大学教育について早急に対応しようと、新学期を目前にして授業準備や指導に忙しい中で連続開催されました。


▲グループごとに熱心な議論が繰り広げられました

 前回のグループワーキングでは、外短生にとって「実用的な英語力」「人間力」「幅広い教養」とはどのようなことを指すのか意見を交えました。そしてそれぞれについて「国際語としての英語を使って、他者の意図を理解し、自分の意見を自分の言葉で他者に伝えることができる」「自己を成長させ他者と共生できる」「広範な知識を身につけ社会が直面する課題解決に応用できる」と具体的に解釈しました。


▲ホワイトボードがさまざまな意見で埋まっていきます

 今回のグループワーキングでは、それぞれの解釈を実現するためにはどのような能力が必要とされているか、意見を出し合いました。


▲意見を集約してまとめられた〝ワード〟を記していきます

 6つのグループに分かれた協議では、「○○力」や「○○性」といった言葉を使って、必要と思われる能力について表現しました。参加した教員は、学生の学修の姿勢や授業での課題などを挙げて意見を交換しながらキーワードにまとめました。

 短期大学部では、2回のグループワーキングでの協議を踏まえて、外短生が身に付けなければいけない能力を確定させ、DPの内容を精査したうえで、学修ルーブリックの見直しなどを図っていきます。
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