枚方市平和の燈火で祈るウクライナの平和/英米語学科の澤さんが実行委員長を務めました

 外国語学部英米語学科3年の澤来実さんが実行委員長を務めた「第11回枚方市平和の燈火(あかり)」が3月5日、岡東中央公園で開かれ、3000個のキャンドルに火が灯されました。ロシアに軍事侵攻されているウクライナの国旗の青と黄のカップが並び、1日も早く戦火が収まるよう祈りました。


▲ウクライナの戦火が1日も早く収まるようにと祈りのキャンドルが灯りました

 澤さんが所属するボランティア団体ひまわりから、澤さんのほか2人のクラブ員が枚方市平和の燈火実行委員会に参加、澤さんが実行委員長に選ばれました。実行委員会には関西外大のほか、大阪工大、大阪国際大、京都文教大、大阪歯科大、関西医大の学生が参加し、企画や準備を担当しました。


▲キャンドルで「枚方市平和の日」の文字が浮かび上がりました

 夕方に点灯したキャンドルは、枚方市内の小中学生がメッセージを書いたクリアファイルをキャンドルカップにしました。しかし、2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻したことから、急きょ、ウクライナ国旗の青と黄のカップも用意して、平和を祈ることにしました。


▲キャンドルカップには小中学生のメッセージが書かれていました

 キャンドルの点灯式で澤さんは「皆さん、〝平和って何?〟と聞かれたら何を思いつきますか。私は、おいしいご飯が食べられるというような当たり前の日常が平和だと思います」とあいさつして、メインキャンドルに火をともしました。

 澤さんは「平和って何だろうと考えるきっかけのイベントになったのではないかと思います」と振り返りました。そして「何の罪もない人が被害を受けているのを見たら心が痛くなります。早くみんなが幸せに過ごせる世界になったらいいなと思います」と話していました。


▲実行委員長の澤さんは、ウクライナの国旗の色のキャンドルカップを前に「平和って何?」とみんなに問い掛けて点灯しました

 平和の燈火では、キャンドルのほかに実行委員会を構成する大学がそれぞれブースを設けました。ボランティア団体ひまわりは「フードドライブ」に取り組みました。家庭で眠っている食品を持ち寄ってもらい、子ども食堂や福祉施設に寄付する取り組みで、約2時間でお米や乾麺、缶詰など約30キロが集まりました。


▲フードドライブにも取り組み30キロの食品が集まりました
 
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