中央教育審議会特別部会のヒアリングがWEBで実施され、関西外国語大学から意見を述べました

 特定の分野に強みを持つ小学校教員の養成・採用をめぐり、中央教育審議会特別部会のヒアリングが3月15日にWEB会議で行われました。関西外国語大学から英語キャリア学科小学校教員コース長の塚田泰彦教授と、教職教育センター長の西村孝彦教授が意見を述べました。


▲〝英語が使える〟小学校教員の養成に取り組んでいることを説明しました

 ヒアリングを実施したのは、中教審の「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会の基本問題小委員会。教員を目指す学生を増やそうと、特定分野に強みや専門性を持った教員を育てることで教職課程の履修負担の軽減を図ったり、小学校高学年の教科担任制を進めることなどを検討しています。


▲WEBで各委員からの質問にも答えました

 この日は関西外大のほかに、小学校の教員養成に取り組んでいる国士舘大学体育学部こどもスポーツ教育学科と、明治学院大学心理学部教育発達学科からもヒアリングしました。


▲関西外大の強みを生かした教員養成を紹介しました

 塚田教授と西村教授は、英語力や国際理解力、多文化共生力を持った〝英語が使える〟小学校教員の養成に取り組んでいることを説明しました。学内に多くの海外留学生がいることで国際感覚を磨けることや、中学・高校の英語教員を目指す学生たちと一体となって教職教育センターで指導していること、米国やマレーシアとの海外提携校プログラムなどで、主体的に国際教育を担える小学校教員の養成を進め、大きな効果を上げていると話しました。

 委員からは「教職を志望していない一般の学生にどのように教員の魅力を伝えているのか」「教員免許を取得しても教師にならない学生が増えているが、どのような策が考えられるか」「教員を採用する側はどこまで専門性を受け止めていると思うか」といった質問が出ました。


 
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