短期大学部のFD研修会が開かれ、オンライン授業のアンケート分析などが報告されました

 短期大学部の第41回FD研修会が3月26日に開かれました。新学期の授業の改善につなげようと、2021年度の学修ルーブリックの分析や、オンライン授業のアンケートの分析について報告がありました。


▲新学期の授業の改善に向けて耳を傾けました

 2021年度の入学者を対象にした学修ルーブリックの分析では、2017年度~19年度の入学者と比べて、英語運用力、異文化理解力、共生・共働力、情報活用力、問題解決のための行動力など9つの能力要素すべてで数値評価が高くなっていることが分かりました。また学生が新たに感じた要素として、「サービスラーニング」「オンライン」「SDGsの関連語」といった言葉が所見で頻出していることが判明しました。

 分析を報告した笠井正隆教授は「どのような能力を伸ばしていくのか、特徴を踏まえて授業で実践していただきたい」と話しました。


▲オンライン授業をめぐる学生アンケートの分析も報告されました

 続いて、2021年度秋学期の対面・オンライン授業についての学生へのアンケート調査結果と分析が報告されました。オンライン授業に対して、1年生で8割弱、2年生で65%が「満足」と回答していました。2年生は2年間を通じてオンライン授業やハイブリッド授業を受けたことになりますが、入学時には25%だった「満足」が60%超までアップしていました。また、対面、オンラインのどちらの受講生もさまざまな不満を示していることもわかりました。

 報告した森常人准教授は「オンライン授業は導入時より大幅に改善されていることが分かった。不満の一部には教員側の改善すべき点もあった」と述べました。
 
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