マレーシア・サンウェイ大学の「GO FOR SDGs」プログラムで入賞した7人が成果を発表しました

 国際交流部が取り組んでいる「GO FOR SDGs Series」の第3弾として、マレーシア・サンウェイ大学のオンラインプログラム「Sustainable City Destination」に参加した学生による成果発表会が4月20日に実施されました。

 本プログラムは2月14日から2週間にわたり、すべて英語のオンライン形式で行われました。16人が受講し「マレーシアの持続可能な観光業の課題と今後の在り方」や「多民族国家マレーシアの文化」について学びました。


▲テベ・アンディレさんがプログラムの概要を説明しました

 この日は最終プレゼンテーションでChampion賞とMost Creative賞を受賞した2チームが発表しました。


▲「PLASTIC WASTE」をテーマに発表しました

 「PLASTIC WASTE」をテーマにした、奥村梨加さん(外国語学部英米語学科4年)、棚原百香さん(短期大学部2年)、市谷凪彩さん(英語国際学部3年)のチームは、代替品を使うことで身近なところからプラスチックごみを減らしていこうと訴えました。日本のメーカーが製作している「竹の歯ブラシ」と「固形シャンプー・コンディショナー」を紹介するとともに、自分たちで簡単につくることができる「ミツバチの巣のロウを使ったエコラップ」の作り方を披露しました。

 3人は「プラスチックの代替品は、高いとか使いにくいというイメージがあるが、買い物に出かけたときにぜひ思い出してほしい」と言い「他人ごとではなく、自分ごととしてプラスチックごみの削減に関心をもってください」と話しました。


▲「#BYOM(Bring Your Own My Bottle) Project 」をテーマに発表しました

 「#BYOM(Bring Your Own My Bottle) Project at KGU」をテーマにした、堺ミチルさん(外国語学部英米語学科4年)、宮城日和さん(英語キャリア学部2年)、吉田晴菜さん(英語国際学部4年)、泉本愛奈さん(外国語学部英米語学科3年)のチームは、ペットボトルの使用を減らすことがプラスチックごみの削減につながるとの観点から、キャンパス内での〝マイボトル〟の普及とプラスチックボトルの消費量削減を提案しました。

 4人は、外大では6日間に95.2キロ(中宮清掃業務日報より)ものペットボトルが廃棄され、マイボトルの使用率が50%(外大生91人からのアンケート結果より)を切っていると指摘しました。

 そして、学生がデザインし、総選挙によって選ばれたデザインの〝外大ボトル〟を制作・販売し、マイボトルを使用することへの意識を高めようと訴えました。また、衛生的で学生の目につきやすいデザインの給水機を設置することで、マイボトルが活用できる環境を整えてほしいと話しました。最後に「外大に通う1万2000人の学生でマイボトルを使用し、プラスチックごみの削減に貢献しましょう」と呼び掛けました。


▲成果を発表した皆さんです

 参加者の中には熱心にメモを取る学生もおり、「今後はいつごろGo for SDGs Seriesを実施するのか」といった質問がありました。また、「外大ボトルの実現が楽しみ」「SDGsに対する意識が変わった。プラスチックに代わる商品にも興味がわいた」との感想が寄せられました。
 
一覧を見る