海外留学生が外大生と伊勢でフィールドワークに取り組みました

 日本人学生との親睦を深めながら海外の留学生に日本文化を肌で学んでもらおうと5月15日、三重県伊勢市でフィールドワークが行われ、71人が参加しました。


▲留学生と外大生のフィールドワークは3年ぶりです

 留学生対象のフィールドワークは新型コロナウイルスの影響で中止されていたため、3年ぶりの開催でした。
 参加したのは、別科留学生6人、中国人留学生19人とグローバル・コモンズ-結-に入居している外大生46人です。伊勢神宮(内宮)に参拝したほか、夫婦岩を見学して二見興玉神社にも立ち寄りました。


▲伊勢神宮の内宮に参拝しました

 往路のバスの車中では、伊勢神宮や夫婦岩をテーマにクイズ形式で知識を深めました。


▲五十鈴川の静かな流れに心が清められました

 伊勢神宮では前日の14日に、神様に絹や反物をお供えする「神御衣祭(かんみそさい)」や、五穀豊穣を祈る「風日祈祭(かざひのみさい)」が行われました。留学生たちは、外大生の説明に熱心に耳を傾けながら質問を重ね、厳粛な空気の中で日本文化の一端に触れることができました。


▲夫婦岩にも立ち寄りました

 グローバル・コモンズ-結-でRAとして活動し、今回のフィールドワークのリーダーを務めた山田奈央さん(英語国際学部3年)は「新型コロナの影響で留学生を迎えることができなかったのですが、数年ぶりに迎えることができました」と言い「〝また参加したい〟という声をたくさんもらい、交流を促進するきっかけになりました。留学生にも日本のすばらしさをより知ってもらうことができました」と話していました。


▲参拝前の手水について説明を聞きました

 エヴァ・ビョルグさん(アイスランド大学)は「伊勢について知らなかったのでとても楽しみにしていました。授業で〝夫婦岩〟を教わったのでぜひ見たいと思っていました」と話しました。そして「伊勢は深い歴史を感じ、とても素朴な印象を受けました。夫婦岩は実際に見るととても美しく、参拝した神社はすべてすばらしく感激しました」と声を弾ませていました。


▲参加者同士でたちまち打ち解けて親睦を深めることができました

 また、張瀚文さん(天津外国語大学)は「最も印象に残っているのは参拝の手順です。まず鳥居に向かってお辞儀をし、通ってからお辞儀をします。そして、拝殿前での2礼2拍手1礼を教えてもらいました」と振り返りました。「みんな優しいので日本語を話す緊張感がなくなっておしゃべりになりました。これが〝結〟といえるのでしょう」と笑顔で話していました。


▲「とても良かった」「また参加したい」という声がたくさん上がっていました



 
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