国際交流部の学生アシスタントが〝私の留学体験〟を紹介する「My Study Abroad」を始めました

 海外留学が本格的に再開され、秋学期には約600人が留学に派遣される見通しです。留学生活をより具体的に知ってもらい留学への認識を高めてもらおうと、国際交流部の学生アシスタントが4月から、〝私の留学体験〟を紹介するイベント「My Study Abroad」を始めました。


▲長期留学について米国からオンラインで体験を語った村上さんと学生アシスタント

 語学留学編と長期留学編を開いたところ、それぞれ50人前後の外大生が参加しました。コロナ禍による留学の中断で「生の声」を聞ける機会が限られてしまっており、留学への一歩を踏み出す貴重な機会になっています。

 4月22日には、2019年秋学期に語学留学でカナダ・リジャイナ大学に派遣された伴和可菜さん、6月3日には、2022年春派遣のリベラルアーツ留学で米国・ウィチタ州立大学で学ぶ村上弘樹さんがそれぞれゲストスピーカーとして、海外留学の実情をリアルに伝えました。

 【語学留学編】伴和可菜さん(外国語学部英米語学科4年)


▲留学体験を発表する伴さん

 伴さんは留学中の体験として、「リスニング力が不十分で授業に付いていけなかったこと」「授業スタイルに慣れるのに時間がかかったこと」を挙げました。それらの課題に対して「授業が終わるごとに先生に聞くこと」「予習復習を毎日すること」「積極的に現地の人と話し、自分の言いたいことを全て伝えること」を心掛けて解決してきました。

 「やるかやらないかで迷ったらやってみる。迷ったときは前向きに考えましょう。挫折をさまざまな工夫で乗り越えたときには達成感を感じることができます」としたうえで、「留学を通じて自主性と行動力を身に付けました」と強調しました。

 【長期留学編】村上弘樹さん(外国語学部英米語学科3年)


▲現地とのオンライン中継で村上さんに直接質問しました

 現在、米国に留学中の村上さんは、オンライン中継によるまさに「生の声」で、留学先大学の特徴や現地生活のみならず、授業の様子やお勧めの勉強法などを具体的に語りました。そして「皆さんに伝えたいことは失敗や周りの目を恐れずに自分から挑戦することです」と繰り返しました。

 留学当初は、「単語の使い方がおかしくないか、文法を間違えていないかとネガティブな感情に襲われ、誰かに言われたことをこなす指示待ち人間でした」と自身を振り返りました。しかし現地の学生から「間違ってもいいから話せばいい。しゃべらないとわからないよ」と言われたのをきっかけに、失敗を恐れず自分から話すようになったと言います。そして「帰国後は、日本人にスラングや日常会話を発信するようなビジネスに携わりたい」と話しました。

 国際交流部では、「My Study Abroad」以外にも留学を目指している皆さんをサポートするプログラム「GO FOR 留学!」の中でさまざまなイベントを実施しています。留学に関心がある外大生はぜひ、ラポート、「国際交流部」のお知らせに掲載の月間イベントカレンダーをチェックしてみてください。
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