剣道部と少林寺拳法部の両部員が防犯を呼びかけ 枚方署などと中宮キャンパス周辺をパトロール行進


▲「女性の一人歩きはやめましょう」などと拍子木に声をそろえて呼びかける 

「自転車にカギをかけましょう」「ながら歩きはやめましょう」――中宮キャンパス周辺の住宅街に5月29日の夕暮れ時、防犯を呼びかける学生たちの声が響き渡った。
 
大阪府警による「春の地域安全運動」(5月21~30日)に合わせて、剣道部の福田悠志君ら部員6人と少林寺拳法部の中島岳主将ら部員9人が防犯パトロールに協力。枚方署、枚方市防犯協議会(市危機管理室)、それに地元の中宮校区連合自治会(西野修会長)の約20人とともに行列を組んで、住宅街を行進し、犯罪の防止に向けた注意を大きな声をそろえ発していた。


▲夕暮れの住宅街に声が響きわたる 

パトロールは枚方署員が先導。よく響く拍子木を打って注意を引きつけ、「女性の一人歩きはやめましょう」「還付金詐欺には気をつけましょう」など5つの呼びかけを全員で繰り返し唱和しながら行進した。学生たちはそれぞれ手渡された「みんなで つくろう 安心の街」を染め抜かれたタスキを肩から掛け、「きいつけや ひったくりに注意」「振り込め詐欺にご用心」などと書かれたのぼり4本も手にした。


▲出発前の呼びかけの入念なリハーサルが効いた 

5限目の授業を終えて、教材などを入れたリュックサックなどの背負いながらそのまま駆けつけた部員もいたが、集合場所の正門近くでのリハーサルで声の調子を整えた。繰り返していくうちに、声も大きくなっていく。突然響く拍子木の音とともに、大きな声を聞きつけた街の人も驚きながら、学生たちの一団を見守っていた。


▲街の人も学生たちの行進を見守った 

今年は統一地方選のために例年よりひと月遅れの実施となり、またスーパーマーケット駐車場でのひったくり防止用のカバー取り付けなどはできなかったが、それでもキャンパス南200㍍、住宅街の中にある堂山公園では、全員が集合して防犯意識を高めてもらうように改めて呼びかけを行った。
 
この後、再び中宮キャンパスまでの道も呼びかけを続けながら戻ったが、参加した両部員たちは「少しでもお役に立てたらうれしい」などを話していた。


▲堂山公園でもみんなで声を合わせた 

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