VR(仮想空間)演習室「Hello,World.」の完成発表会が行われました

 大型LEDビジョンやボディートラッキングアバターシステムなどを備えたVR(仮想空間)演習室が完成し、7月19日に関係者に披露されました。2023年4月、外国語学部に英語・デジタルコミュニケーション学科を開設するのに合わせて新設されました。


▲ゴーグルとコントローラーをつけてメタパースの世界に入りました

 中宮キャンパスの図書館学術情報センター(5号館)に設けられた演習室は「Hello,World.」と名付けられました。演習室は「ラウンジ」と「スタジオ」に分かれていて、授業を受けたり、海外のスピーカーの講演を聞いたり、オープンスペースで課題に取り組んだり、デジタル技術を磨いたりと、さまざまな使い方ができます。


▲完成したばかりの演習室に関係者が集まりました

 演習室で開かれた完成発表会には、谷本榮子理事長、大庭幸男学長、谷本和子短期大学部学長、演習室の開設に企画・協力したデジタルハリウッド株式会社の吉村毅社長兼CEO、廻健二郎取締役COOらが出席しました。

 発表会には新聞社など10社が参加したほか、12人がリモート配信された生中継を視聴しました。

 最初に谷本理事長が「本格的にメタバースを体験できる演習室を設けるのは、全国の文系大学では初めてです。キャンパスに新たな学びのスタイルを創り出します」と挨拶しました。


▲「新たな学びを創り出します」とあいさつする谷本理事長

 続いて廻COOが「デジタルで日本が遅れを取っているなかで、新学科は日本の新しい展開を期待できる人材を育てていくことでしょう」と話しました。


▲「期待できる人材を育ててほしい」と話す廻COO

 また、英語・デジタルコミュニケーション学科の学科長に就任する予定の水野義之外国語学部教授が、新学科について紹介したうえで、「デジタルの原理や仕組みを理解し、言語と文化への理解と国際的な教養を背景に世界をより良いものにしようと活躍する人材をつくりだしたい」と述べました。


▲新学科とVR演習室について紹介する水野教授

 このあと、機器のデモンストレーションが行われました。幅6.6メートル、高さ2.7メートルの大型ビジョンに臨場感あふれる映像を映し出し、ゴーグルを付けてコントローラーを持った在学生が、自宅にいる別の在学生とメタバースの世界で対面しました。


▲デモンストレーションに引き込まれていきました

 自分自身の分身となるキャラクター〝アバター〟を制作するためのスキャナーや、臨場感あふれる動画を作成することができるクロマキーシステムの見学も行われ、参加した記者からは「この施設は今後どのように活用するのか」「この施設がつくられた経緯を教えてほしい」といった質問が出ました。


▲アバターを制作するためのスキャナーです


▲様々な動画撮影ができるクロマキーシステムのスタジオです







 
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